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キオクシアとサンディスク、国内に5兆円投資 29年度に北上で新棟稼働
2026年8月28日 12:20
キオクシアと米サンディスクは27日、2032年までに日本国内で総額約5兆円(310億ドル超)を投資する計画を発表した。AIの普及に伴うフラッシュメモリ需要の拡大を見据え、三重県の四日市工場と岩手県の北上工場で生産設備や関連インフラ、技術開発への投資を進める。政府からの支援を前提としている。
その一環としてキオクシアは、北上工場に第3製造棟「K3棟」を建設するため、土地などの整備に着手した。3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」の生産能力を増強する狙いで、2029年度中の稼働開始を目指す。
K3棟は、現在の第2製造棟(K2棟)の南側に建設する。具体的な建設時期や生産設備への投資規模については、今後の市場動向を踏まえて決める。K3棟への投資についても政府支援を前提としている。
両社は、推論AIを起点にエージェント型AIやフィジカルAIなどの利用が広がることで、フラッシュメモリ市場が中長期的に拡大するとみており、大容量、高性能、省電力のメモリ需要に対応するため、生産能力を段階的に引き上げる。
キオクシアとサンディスクは25年以上にわたり、フラッシュメモリの開発と前工程の生産で合弁事業を続けている。これまで日本国内で実施した設備投資は累計約9兆円(500億ドル超)に上る。2026年1月には、四日市工場における合弁会社の契約期間を2034年12月まで延長した。
今回の約5兆円の投資では、四日市、北上の両拠点で市場環境を見ながら生産設備を整備し、先端フラッシュメモリの安定供給と中長期的な生産量の拡大を図る。北上のK3棟は、その増産計画を具体化する主要プロジェクトの一つとなる。
