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東海道・山陽新幹線、個室の上級座席「Supreme Class」10月開始
2026年6月17日 18:12

JR東海とJR西日本は東海道・山陽新幹線に、グリーン車よりもさらに上質な設備・サービスを備えた上級クラス座席「Supreme Class(スプリームクラス)」を10月1日に開始する。個室の「Cabin(キャビン)」と半個室の「Seat(シート)」があり、キャビンを先行導入する。シートは2027年度中導入予定。キャビンの料金は東京~名古屋間片道で32,440円など。
グリーン車を超える最上位クラスで、最高の品質やサービスを提供することから「Supreme(最高の)」と命名した。ロゴは、中央の曲線でSupreme Classの頭文字「S」、および車窓をイメージした外形の中に東海道・山陽新幹線沿線の特徴的な風景(富士山や海原)を表現している。色は日本の伝統工芸である黒漆や金蒔絵をイメージした色彩とした。


東京~博多の「のぞみ」「ひかり」「こだま」の各列車で、開始時点では1日あたり上下計12本程度の運行を予定している。
キャビン、シートともに、レッグレスト付きリクライニングシート、専用Wi-Fiを備え、また専用タブレットで照明・空調・放送等の個別調整やモバイルオーダーによる商品注文等ができる。鍵(電子錠)付き扉によりプライベート感とセキュリティを確保。「のぞみ」「ひかり」では、車内で提供する飲食サービス(無料)や、特別に購入できる商品を用意する。

キャビンは7号車と10号車に各1室設置。7号車は2名利用可能、10号車は1名利用のみ。
座席は体格の違いに合わせて背もたれ腰部の形状調整が可能な電動ランバーサポートや、大型テーブルを装備。また、NTTグループの技術「PSZ」により音漏れを低減したシートスピーカーを備える。シートスピーカーは所有するデバイスとBluetoothで接続可能。PSZの公共交通機関への搭載は国内初となる。

荷物置き場は航空機内への持ち込みサイズ(55×40×25cm以内)のスーツケースが収納できる。7号車にはソファも設置する。

電子錠はEXサービスと連動し、乗車時に利用した交通系ICカードやQRコードで解錠でき、オートロック機能も備える。専用Wi-FiについてはAGCが開発した5G対応透明ガラスアンテナを導入。鉄道車両への搭載は世界初となる。
沿線の伝統工芸を用いたしつらえも特徴。JR東海編成では美濃焼(岐阜県)、JR西日本編成では注染(大阪府)、播州織(兵庫県)、博多織(福岡県)といった沿線の伝統的な工芸品を組み込んだオーナメントを設置する。JR東海編成ではフレームに新幹線の廃車アルミリサイクル材を使用している。
シートは10号車のグリーン車座席5列分のスペースに6席設置。通路と座席の間に出入り用の鍵(電子錠)扉を設け、大型バックシェルタイプの座席を採用することで、プライベート感と上質性を兼ね備えた座席とした。座席を転換することで向かい合わせでの利用も可能。
「のぞみ」「ひかり」の無料のウェルカムサービスとして、飲み物とお菓子を用意。モバイルオーダーはグリーン車でも利用できるサービスだが、スプリームクラスでは専用タブレットからの注文でパーサーが席まで届ける。スプリームクラス限定商品も導入予定。
スプリームクラスは10月1日6時東京発の「のぞみ」1号から開始。発売開始は9月15日5時30分で、以降は乗車日1カ月前の10時から購入できる。発売方法は「エクスプレス予約」「スマートEX」。「LINEからEX」では予約できない。
キャビンの主な区間の料金は、大人片道1名・「のぞみ」・通常期利用・エクスプレス予約で、東京~名古屋の7号車が46,840円、10号車が32,440円、東京~新大阪の7号車が60,500円、10号車が42,100円、東京~博多の7号車が90,220円、10号車が63,620円。シートの価格は未定。







