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焼き立てパンを売る「タリーズ 新宿サザンテラス店」に行った 7日オープン

PRIME FIVE TULLY'S COFFEE 新宿サザンテラス店

タリーズコーヒージャパンは、店舗で焼き上げたパンを提供する「PRIME FIVE TULLY'S COFFEE 新宿サザンテラス店」を8月7日にオープンする。開業に先立ち実施された内覧会において、インストアベーカリーにチャレンジする狙いを説明した。

新宿サザンテラス店は、全国855店のタリーズコーヒーの中で唯一ベーカリーを導入した店舗。海外で最高の状態に発酵まで仕上げた生地を急速冷凍し、それを輸入して店舗にてオーブンで焼き上げる。

店舗で焼き上げる
選んだパンを客自身がピックアップして購入するスタイル

このオペレーションは、タリーズコーヒージャパン マーケティング本部 部長 若林教二氏が前職で、海外で発酵まで仕上げた生地を提供するという仕事に携わっていた経験から来ており、若林氏によれば「どの従業員にもできる、最高に美味しい状態が保てるオペレーション」だという。若林氏がタリーズに入社したのは約25年前で、当時から前職の経験をタリーズでも活用できないかと考え続けていた。25年越しでそれを実現したのが、新宿サザンテラス店ということになる。

タリーズコーヒージャパン マーケティング本部 部長 若林教二氏

立地は新宿サザンテラスの代々木側。「Francfranc」に隣接し、JRの線路を渡った場所には「ハンズ」がある。

Francfranc(写真奥)に隣接。さらに代々木方面には「Shake Shack」がある
JRの線路を渡った先にはハンズ新宿店(タイムズスクエア)がある

サザンテラスだけでも、スターバックスコーヒー、Shake Shack、BOUL'ANGE、eggslutなど競合があり、新宿駅直結施設などにもベーカリーカフェも含めた多くの飲食店がある。そういった競合ひしめく中で「新宿という立地で何を求められているかを定めて出店した店舗であり、我々ができる最高の提案をしていく」(若林氏)という。

サザンテラスには飲食店が立ち並び、また多くの人が行き交う

店舗は2階建てで、席数は店内67席、テラス14席。ソファ席、テーブル席、カウンター席など座席のタイプは多彩で、一部には電源コンセントも設置されている。

1階
2階

階段部分の壁面には、世界のコーヒー産地を地図上に落とし込んだデザインを施し、タリーズコーヒーならではの世界観を表現したほか、外装にも壁面アートを施している。

内装の壁面
外装の壁面

提供するパンについて、若林氏が説明の中で特におすすめと紹介したのが「発酵バタークロワッサン」(330円)と「あんこギッフェリ」(380円)。

左が発酵バタークロワッサン、右があんこギッフェリ
手前左が発酵バタークロワッサン、右があんこギッフェリ、奥は「パン・オ・ショコラ」(380円)

若林氏によれば、「発酵バタークロワッサンはバターのしっかりした濃厚なコクも香りもありながらサクサク食べられる。ブラックコーヒーと合うパンで、特にパプアニューギニアやインドネシアのようなコクのあるコーヒーと相性がいい」という。

あんこギッフェリについては「日本のあんこと少し塩味のきいた生地を使っていて、ミルクにもよく合う」と説明した。若林氏自身の思い入れも強く、「私は25年前にこのパンに出会って、今回の取り組みを絶対にやりたいと思ってタリーズに入社した」という経緯がある。

タリーズ初のインストアベーカリーということでパンが注目ポイントとなるが、そのほかのメニューについても特徴がある。

カフェラテなども含め、エスプレッソは3種類から選べるほか、「エアロカーノ」などの限定ドリンクも用意する。

ホットドッグやパスタなどのフード、ワインカクテルやビールなどのアルコールメニューも用意し、朝、昼、夜の時間帯ごとのニーズに対応する。

店名にある「PRIME FIVE(プライムファイブ)」は、タリーズの中でも「上質なコーヒーとのつながりの空間をつくりだす」店舗として展開しているもので、新宿サザンテラス店は大阪店、広尾店に続く3店舗目となる。

創業30周年に向けた新しいチャレンジ

若林氏は「タリーズのコーヒーの美味しさは世界一と自負している」とした上で、その価値をさらに高めるためのフードペアリングを研究していることを説明。その中で、「コーヒーの美味しさとパンの美味しさは無条件に人を笑顔にするという思いを長年持っていて、立ち上げに関わった」という。

また、タリーズコーヒージャパンの創業は1997年8月7日で、新宿サザンテラス店のオープン日は29周年の日となる。若林氏はそのことも踏まえ「来年迎える30周年を見据えた新しい挑戦であり、お客様が喜ぶ顔をイメージしながら新しい価値の創造を目指す」と説明した。

また、プライムファイブは3店舗目となるが、タリーズコーヒージャパン 代表取締役社長 内山修二氏によれば「オールパッケージでやるのは新宿サザンテラス店が初めて」だという。今後は「詰め込むだけ詰め込んだ状態になっているので、これからお客様の反応を精査していきながら、どこを尖らせていくかといったところを試行錯誤していく」方針だ。今後のベーカリーの展開については「ここを試金石と位置づけ、うまくいけば拡大を図る」とした。

タリーズコーヒージャパン 代表取締役社長 内山修二氏

また、プライムファイブでは「上質なスペシャルティコーヒー体験とコミュニティーの提供を目指す」ことを打ち出している。具体的には構想段階であるものの、新宿サザンテラス店において「コーヒーマスターの資格を持ったスタッフがハンドドリップのコーヒーを提供する、さらにはお客様と話し合いながら一人ひとりに合った1杯を提供する。抽出器具も、豆も、淹れ方も選べる。ゆくゆくはそういったサービスを、イベントなどを通じてではなく常時提供したい」(内山氏)と説明した。

新宿サザンテラス店の所在地は東京都渋谷区代々木2丁目2-1。営業時間は平日が7時~22時、土日祝日が8時~22時。

タリーズコーヒージャパンの若林氏と内山氏