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魔法瓶の技術を高架下データセンターに活用 タイガー

タイガー魔法瓶は、東急グループ4社が6月から実施している都市型データセンターの実証実験に、「ステンレス密封真空断熱パネル TIVIP」を供給した。魔法瓶の技術を活かした断熱建材に関する技術サポートを行ない、データセンター内の温度安定性や冷却効率に協力する。

実証実験は、東急、東急電鉄、イッツ・コミュニケーションズ、東急建設が東急電鉄大井町線の高架下で実施。冷却装置や電源設備などを収めたモジュール型小規模データセンターを設置し、鉄道高架下の環境がサーバーに与える影響を確認する。筐体の遮音、断熱、免振、冷却性能に加え、通信品質を検証する。

TVIPは、魔法瓶で培った真空断熱技術を応用した断熱材。ステンレス箔を使用し、パネル内部を真空状態にすることで熱伝導を抑える。コールドアイルと呼ばれる冷却通路の側面や上面に使用し、冷却した空気を逃がしにくくする。モジュール内部の機器実装スペースを確保しながら、温度管理の安定化を図る。

熱伝導率は0.0025W/m・K以下。従来の断熱材と比べて約10~25倍の断熱効果を持ち、発泡ウレタンの約1/10の厚さで同等の断熱効果を得られるとしている。ステンレス素材と封止技術により、30年以上の真空断熱維持も見込む。