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SpaceXとNVIDIA、宇宙データセンターに向け衛星用AI計算基盤を開発
2026年8月5日 15:24
SpaceXは、開発中の宇宙データセンター衛星「Starmind AI1」について、NVIDIAと共同で衛星搭載用のAI計算基盤を設計すると発表した。計算基盤には、NVIDIAの次世代ラックスケールAIスーパーコンピューター「Vera Rubin NVL72」が採用される。
地上向けのVera Rubin NVL72は、72基のNVIDIA Rubin GPUと36基のNVIDIA Vera CPUを高速なNVLinkで接続した、1ラック構成のAIスーパーコンピューター。合計20.7TBのGPUメモリーを備え、NVFP4形式のAI推論性能は3,600PFLOPS、学習性能は2,520PFLOPSに達する。Starmind AI1衛星1機には、これに相当する計算アーキテクチャーが搭載されることになる。
宇宙での運用には、電力供給や放熱、打ち上げ時の振動、放射線など地上設備とは異なる条件への対応が必要になるが、具体的な設計変更は明らかにされていない。
NVIDIAは3月に、軌道上データセンター向けとして、サイズ・重量・消費電力を抑えた「NVIDIA Space-1 Vera Rubin Module」を発表しており、Starmind AI1にも、こうした宇宙向けVera Rubinの技術が活用される可能性がある。
Starmind AI1は、大型太陽電池アレイで発電し、衛星内部で大規模なAI処理を行なう宇宙データセンター衛星。演算結果は高速な光衛星間通信を通じてStarlink衛星群へ送り、地上へ伝送する。
地上のデータセンターは、増え続ける電力需要に加え、用地、送電網、冷却設備、水資源の確保が大きな課題となっている。こうした制約を受けにくい宇宙データセンターの開発計画は各国で活発化しており、SpaceXも「Starmind」計画を通じて実現を目指している。
衛星の計算ペイロードは最大150kW、平均120kWの電力で稼働。軌道上で展開した状態の高さは20m、翼幅は70mで、大型の太陽電池アレイと放熱用ラジエーターを備える。
SpaceX創業者兼CEOのイーロン・マスク氏は、将来的に年間1TW相当の宇宙AI計算設備を生産・配備する構想を明らかにしており、衛星の運用が継続すれば、軌道上の計算能力は毎年積み上がり、複数の国家の電力消費量に匹敵する規模へ拡大するという。
SpaceX is partnering with@Nvidiato design the Starmind AI1 satellite compute payload.
— SpaceX (@SpaceX)August 4, 2026
Each of the Starmind satellites will include NVIDIA Rubin GPUs and Vera CPUs for datacenter class space compute →https://t.co/4MOQv0DvTQpic.twitter.com/rC7UBAznAO
AI compute is going to orbit. 🚀@SpaceX’s Starmind AI1 satellite compute payload is powered by NVIDIA Vera Rubin NVL72, bringing AI factory compute closer to the stars.
— NVIDIA (@nvidia)August 4, 2026
The next chapter of AI infrastructure boldly goes where no AI compute has gone before.pic.twitter.com/sJaY8Cg7b7

