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松屋銀座に高級牛めし「松屋プレミアム」登場 1390円で神戸牛

松屋フーズは松屋銀座地下1階に、「松屋PREMIUM」を6月10日にオープンした。初めての百貨店での常設店となる。神戸牛や国産黒毛和牛、国産豚を使用したメニューをラインアップする。

同店で展開するメニューは「神戸牛牛めし」(1,390円)、「肉倍量神戸牛牛めし」(2,080円)、「国産黒毛和牛のうまトマハンバーグ」(1,681円)、「雪国育ちの濃厚トンテキ」(1,681円)、「創業ビーフRichカレー」(1,050円)、「創業ビーフRichカレー×神戸牛」(1,681円)、「創業ビーフRichカレー×黒毛和牛ハンバーグ」(1,681円)。

松屋銀座地下1階弁当・惣菜売場に出店
国産黒毛和牛のうまトマハンバーグと雪国育ちの濃厚トンテキはライス付き

各メニューの詳細は発表時の記事で紹介している。

松屋フーズと松屋銀座は、25年4月に松屋銀座の開店100周年企画として、同じ「松屋」の社名を持つことからコラボを実施。期間限定で同様のメニューを販売するポップアップ店を食品催場に出店した。これが松屋銀座の食品催場における過去最高の売上を記録するという大きな反響があったことから、両社の想いが合致し、常設店をオープンすることとなった。

松屋銀座(東京都中央区銀座3-6-1)
地下1階フロアの「松屋の、松屋」の案内

松屋PREMIUMでは、安価なイメージの強い通常「松屋」の商品を上位互換した高級感のあるメニューを展開。プチ贅沢を感じてもらえるような商品により、松屋銀座の顧客層から松屋フーズの顧客層まで幅広く、継続的に受け入れられることを目指して商品開発を行なったという。容器は蓋以外は電子レンジに対応する。

松屋PREMIUMの説明をする松屋フーズ 事業推進部 中食・外販企画グループ チーフスタッフ 木村萌氏(左)、同グループ 松屋PREMIUM 店長 佐々木玄氏(右)

上位互換の面でこだわった部分は素材だけではなく、製法、パッケージ、店舗外観、制服までに及ぶ。制服は通常の松屋フーズとは全く異なる、百貨店仕様のデザインとした。

また、通常の松屋は食券制だが、松屋PREMIUMでは会計も含めたコミュニケーションが多く発生する。このことから接客にもこだわったという。

松屋銀座にとっても松屋PREMIUM出店のメリットはある。松屋銀座地下1階の弁当・惣菜売場は1年ほど前から前年比をクリアし続けており、右肩上がりの状況だという。その中で新しい商品やブランドを取り入れることは、新陳代謝の形で消費者に新しいものを提供することにつながる。

松屋銀座としての狙いを説明する松屋 食品部 食品一課 MD担当バイヤー 山下寿徳氏

また、新規顧客の獲得も見込む。松屋銀座の顧客層は40代からの女性がメインとなっているが、そことは異なる松屋フーズの顧客、松屋PREMIUMを目的とした集客を期待できる。あわせて、既存顧客の満足度向上にもつながると説明した。

価格設定については、松屋銀座から松屋フーズに対して、手に取りやすい価格帯の希望を出した。神戸牛牛めしを1,390円で提供することに関して山下氏は「神戸牛を使った牛めし弁当を2,000円以上で提供しているお店もある。1,390円にできたのは松屋フーズ様の企業努力」と感謝した。

松屋フーズとしては、調理法へのこだわりなどから1時間に作れる量も限られる中で“頑張った”価格となるが、松屋PREMIUMをきっかけに、同社で力を入れている各種カレーや「うまトマハンバーグ」の認知拡大、通常の松屋の集客効果を期待する。

需要の多い時間帯は、「期間限定出店の際にはランチタイムよりも、主に夕食用の夕方のほうが多かった」(松屋フーズ 佐々木氏)という。ただし、松屋銀座 山下氏によれば、地下1階は昼と夕方にそれぞれピークがあり、松屋PREMIUMも常設店になるとピークの時間帯が変わってくるものと予想される。

売上は1日100万円、600~700食の販売を目標とする。今後は、新メニューの開発や、おかずのみ、サラダ類といった惣菜の販売なども検討を進める。営業時間は11時~20時(日曜日もしくは連休最終日は19時30分まで)。

左から、松屋フーズ 木村氏、松屋銀座 山下氏、松屋フーズ 佐々木氏