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「フリマ」と「百貨店」は共存できるのか
2026年7月18日 09:00
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“フリマアプリ"のメルカリが14日から「エムデパートメント」を開始しました。新品や中古だけでなく、「整備済み製品」や「真贋鑑定済みブランド品」を扱う「第3の市場」を目指した新しいマーケットプレイスとしていますが、ざっくりいうとプロの目利きと保証による“安心”をセットにした新古・中古品のモールといった塩梅です。
参加企業も、整備済製品は、ソフマップやネットオフ、にこスマ、YTH、モバステなど、スマホやPCの中古販売の大手が並びます。真贋鑑定済みブランド品も、いーふらん、コメ兵、大黒屋、RAGTAG、バイセルなどで、こちらも単体でもネームバリューのある事業者が並んでいます。
メルカリはこの数年、高額商品に力を入れていましたが、真贋判定や動作保証など、人の手を借りる部分になると、最終的には、リユース大手と組むのが一番早いということのようです。折しもの物価高やインフレ基調とあわせて、必然とも言える展開なのかもしれません。
求める商品が高額であればあるほど、「動作保証」や「ホンモノ」が重要になります。
ただ、ソフマップやコメ兵などは、自社でも店舗を持っているだけでなく、オンラインストアにも力を入れています。別にメルカリと組まなくてもいいのでは? と思うのですが、彼らが期待することは「送客」だそうです。
メルカリの月間アクティブユーザー数は2,300万と膨大です。中古品を買いたい、といった時にこうした多くのトラフィックが見込めるサービスは見逃せないというわけです。
事業者側からしても出店料は不要で、販売成立したときの手数料10%が発生するだけ。そのため、他のECモールやショッピングサイトと同じ「売り先のひとつ」として十分に魅力的という判断のようです。
ただ、エムデパートメントは「安心」を重視したマーケットプレイスにするため、あえてメルカリとは連携させず、Webサービスとしてスタートします。そのためどこまで送客が得られるかは未知数です(事業者がメルカリShopsにも登録すればメルカリの検索からも商品は表示される)。今のところ私のメルカリアプリからもエムデパートメントにたどり着けませんでした(7月17日時点)。
メルカリでは、エムデパートメントは「こだわりのアイテムと保障を納得して買う『百貨店』のようなUIをイメージした」としており、フリマアプリと百貨店を分けたい考えを忍ばせていました。気持ちはわかるけれど、メルカリのよさも活かせていないようにも感じました。
相反する「フリマ」と「百貨店」をどうやって舵取りしていくのか? これからのエムデパートメントに注目したいと思います。

