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半透明フレームのAIグラス「VIVE Eagle」 撮影・音楽再生対応

VIVE Eagle

HTC NIPPONは21日、AIグラス「VIVE Eagle」を発表した。24日に発売し、価格はサングラスレンズおよびクリアレンズモデルが82,500円、調光レンズモデルが98,000円。

協業するKDDIの販路を軸に展開され、au Online Shopでは予約受付を開始。また、発売日よりKDDI・沖縄セルラーの直営店やau Style、量販店などを含む約70店舗に体験コーナーを設置する。

VIVE Eagleは、AI機能や写真・動画撮影、通話や音楽再生などが行なえるAIグラス。音声操作で各種機能を利用できるほか、自作アプリの実装も可能で、日常利用から業務用途までを想定して設計された。

主なAI機能として、AIアシスタント機能やリアルタイム翻訳、AI議事録機能などを搭載。ボタンまたは音声操作でAIを起動し、検索やニュース確認、録音した音声の要約や分析などを行なえる。GeminiやGPTなどの複数のAIモデルに対応する。

「Hey VIVE」でAIが起動する
AIアシスタント機能の活用例

撮影機能では、約1,200万画素のカメラを搭載し、写真および動画撮影が可能。解像度は写真が3,024×4,032ピクセルで、動画が1,512×2,016ピクセル。ツル右上のキャプチャボタンまたは音声コマンドで操作できる。

動画は10分間の連続撮影に対応し、プライバシー対策としてLED部位を覆うと撮影が停止する仕組みも備える。

前面
レンズ部分

オーディオ面では、オープンイヤー型ながら音漏れを抑えて音をよりパーソナルに届ける設計を採用。複数のマイクとリアルタイムAIノイズキャンセリングにより通話品質も高め、周囲が騒がしい環境でも自然な会話をしやすくしたという。

カラーはベリー、グレー、コーヒー、ブラックの4色で、半透明のフレームを採用し、現代のファッションに溶け込むデザインとした。サイズはMとLの2種類で、重量はMサイズが48.8g、Lサイズが51.5g。調整可能なノーズパッドにより、長時間でも快適な装着感をうたう。

カラーは4色を展開

レンズはZEISS製で、UV400対応のサングラスレンズやクリアレンズのほか、調光レンズも用意。眼鏡店で度付きレンズへの交換も可能で、サンクスオプティカルグループおよび眼鏡市場の一部店舗で受け付ける。

レンズは3種類を用意
眼鏡店で度付きレンズへの交換も可能

バッテリーは容量が235mAhで、最大4時間30分の音楽再生と最大36時間の待受に対応し、10分で50%充電できる急速充電も備える。なお、充電はマグネット式で本体に接続して行なう。

充電はマグネット式で本体に接続する
付属ケースは充電機能を備えていない

メモリは4GB、ストレージは32GB。マイクは指向性が1基と全指向性が3基の計4基を備え、通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。専用アプリは「VIVE Connect」で、対応OSはAndroid 10以降、iOS 17.6以降。防水防塵性能はIP54。

このほか、開発者向けSDKやソフトウェアアップデートを通じた機能拡張にも対応し、用途に応じたアプリや機能の実装が可能。なお、一部のAI機能はサブスクリプション「VIVE AI Plus」による有料機能となるが、24カ月無料サブスクリプションが同梱される。

スマートグラスをAIデバイスの新たな標準に

製品発表会では、HTC グローバル シニアバイスプレジデントのCharles Huang氏が登壇し、グローバル視点での同社の製品戦略を説明した。

Charles Huang氏

同氏は、AI活用では仕事での生産性や効率性の向上が注目されがちだが、実際には個人的な用途での利用が多いと述べた。OpenAIの調査では、AIとのやり取りの73%が仕事とは無関係だったといい、ハーバード大学の調査でも、AIの主な利用目的として個人的な用途が上位に挙がったと紹介した。

こうした結果を踏まえ、AIは業務効率化のためのツールにとどまらず、日常生活の中で使う身近な存在になりつつあるとの見方を示した。そのうえで、親指で画面を操作するスマートフォンに代わり、AIの可能性を引き出すための新たなデバイスが求められていると指摘した。

その役割を担うデバイスとして、日常的に身に着けられるスマートグラスが次世代スマートデバイスの新たな標準になり得るとし、同社初のAIグラス「VIVE Eagle」を投入すると語った。