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不要の「推し活グッズ」「家電ケーブル」回収・資源循環 三井不動産
2026年4月17日 13:06
三井不動産レジデンシャルは、家庭で不要となったものを回収してリユース・リサイクルに繋げ、循環型社会の実現を目指す「くらしのサス活 Circular Action」において、回収対象品目に「コンタクトレンズケース」「推し活グッズ」「家電ケーブル・イヤフォン」「靴」を追加する。
三井不動産レジデンシャルは2023年より、ECOMMITが運営する資源循環サービス「PASSTO(パスト)」を活用し、豊洲エリアのマンション5棟、約4,300戸を対象に不要品回収に取り組んでいる。今回、従来回収していた衣類、雑貨類、ホビー用品に加え、コンタクトレンズケース、推し活グッズ、家電ケーブル・イヤフォン、靴などを回収対象とする。
コンタクトレンズケースは、使い捨てコンタクトレンズの包装容器のプラ容器部分を指す。TOPPANおよびシードと連携し、純度の高いポリプロピレン(PP)を回収し、物流現場で使用される資材へと再生する。
推し活・キャラクターグッズは、近年の推し活ブームにより増加する一方、心理的理由から廃棄しづらいことから回収対象に追加し、再流通や資源化など循環の可能性を検証する。
家電ケーブルは充電ケーブルや電源コード類で、加えてイヤフォンも回収対象とする。リモートワークの普及に伴い、家庭内に滞留しやすくなった電子機器周辺アクセサリーを回収し、銅や鉄などの金属資源としてマテリアルリサイクルに繋げる。
靴は革靴やスニーカーなどが対象。在宅勤務の定着により使用頻度が低下したり、サイズが合わなくなった靴など、まだ使用可能なものを回収対象とし、再利用や資源循環の促進を図る。
対象物件はパークアクシス豊洲キャナル、豊洲シエルタワー、パークホームズ豊洲ザ・レジデンス、スカイズタワー&ガーデン、アーバンドックパークシティ豊洲のマンション5棟、約4,300戸。
回収・循環の流れは、PASSTOボックスに投函された回収物を、サーキュラーセンターで選別、国内外で再流通・再資源化する。
2023年5月から実施している取り組みでは、約91トンの衣類を回収し、リユース・リサイクル率は約98.4%。廃棄は約2%で、単純焼却との比較で79.5%のCO2削減に繋げたとしている。また、マンション居住者を対象としたアンケート(回答者数:614件)では、38.1%が共用部に設置された資源回収ボックスを「利用したことがある」と回答。生活動線上に回収インフラを設置することで、循環行動が一定程度浸透したと判断した。
一方で、不要品の処分方法としては依然としてごみとして廃棄しているケースも多く、また、衣類・ファッション雑貨に加え、趣味・コレクション品、小型家電・電子機器類など、多様な品目が家庭内に不要品として滞留している実態も確認された。
対象品目の拡大で、家庭に眠る“捨てづらいもの”やこれまで廃棄されることが多かったアイテムの資源循環を促進し、生活動線の中で自然に参加できる新たな資源循環の仕組みづくりを目指す。また、今回の検証結果を踏まえ今後の本格運用を検討する。






