ニュース
ChargeSPOTが不要モバイルバッテリー回収 持ち込みでクーポン配布
2025年12月4日 16:21
モバイルバッテリーシェア「ChargeSPOT」を運営するINFORICHは、5日から渋谷区内のビックカメラで、不要なモバイルバッテリーの回収を試験的に開始する。期間は2026年2月28日までで、モバイルバッテリーを持ち込んだ人には、ChargeSPOTで利用できる430円分(3時間未満利用相当)のクーポンが1枚配布される。
近年、モバイルバッテリーを家庭ゴミとして廃棄したことによる焼却施設や収集車での発火事故が増えており、23年には16,136件に達した。同社がXのユーザーに行なった調査でも約7割がモバイルバッテリーの廃棄方法が分からないと回答しており、正しい廃棄方法の周知が課題となっている。
今回の取り組みは、モバイルバッテリーの誤廃棄による発火事故の防止に加えて、モバイルバッテリーを必要な時だけ借りるというライフスタイルの定着や、認証バッテリーの利用徹底も狙いとしている。
対象店舗はビックカメラ渋谷ハチ公口店および渋谷東口店の2店舗で、回収対象はリチウムイオン電池使用のモバイルバッテリー。膨張・破損しているものやChargeSPOTのバッテリー、リサイクル機関のJBRCが回収対象としていないバッテリーは対象外となる。
モバイルバッテリーを持ち込む際は、指定場所で回収希望とクーポン受け取り希望を店舗スタッフに伝えることで行なえる。指定場所は、渋谷ハチ公口店がB館6階の総合カウンター、渋谷東口店が別館1階のレジ横受付カウンター。
クーポン配布は1人1回限りで、申請フォーム送信後にクーポンコードが表示される。クーポンには利用期限があり、申請にはGoogleアカウントでのログインが必要となる。同社は今回の試験運用を踏まえて、自治体や企業などと連携し、全国規模での回収施策の展開を検討するとしている。

