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グーグル、Geminiに他のAIから「メモリー」移植する“乗り換え”機能

Googleは26日(米国時間)、他のAIサービスからメモリー(記憶)や設定、チャット履歴などを移行しやすくする機能を提供開始した。ChatGPTなど他のAIサービスのユーザーのGemini移行を促すもので、これまで他のAIサービスで培った自分の“文脈”をGeminiで継続利用可能にする。

Geminiでは、メモリー機能を提供しており、ユーザーのAI利用履歴を学習し、より個人のコンテキスト(文脈)に沿った回答を行なうようになっている。この機能を他のサービスから移行した際にも使いやすくする、「メモリーインポート」(memory import)を提供開始。他のAIアプリから記憶、文脈、チャット履歴をGeminiに直接簡単に移行できるようにした。

新機能は「メモリーをインポートする」「チャットの履歴をインポートする」の2種類が用意され、Geminiの設定から呼び出せる。設定画面から、新しいインポートオプションを選択すると、現在のAIアプリにコピー&ペーストするための推奨プロンプトが表示される。

「メモリーをインポートする」では、移行元のAIに、Gemini から提案されたプロンプトをコピーし、アプリに貼り付けると、好みやスタイルの要約が生成される。その回答をコピーして、Gemini のインポート設定に移動し、要約のテキストを貼り付けると、好みやスタイルをGeminiが学習する。

「チャットの履歴をインポートする」では、移行元のAIからデータをエクスポートする。一般的にはZIPファイルとなっており、このファイルをGeminiの設定の[チャット履歴のインポート]で取り込める。ZIPファイルは最大5GBまで対応する。プロジェクトファイルや添付ファイルのインポートはできない。

インポートが終わると、Geminiはこれまでのメモリーやチャット履歴を反映した応答を行なうようになる。

なお、新機能の提供に合わせて「最近のチャット」(past chats)機能の名称を「メモリー」(memory)に変更した。この変更は今後数週間かけてアプリに順次反映していく。

同様の機能は、AnthropicのClaudeでも提供されているが、Geminiでも対応することで、他のサービスからの速やかな移行を促していく。