ニュース
大井町駅直結「OIMACHI TRACKS」を見てきた 眼前に山手線基地を望む
2026年3月19日 20:54
JR東日本は、3月28日開業の大井町駅直結複合施設「OIMACHI TRACKS(大井町トラックス)」の内覧会を実施した。JRの新改札口、山手線車両基地の目の前に位置する広場、約80テナントで構成される商業施設、26階のルーフトップバーなどを見ることができた。
大井町トラックスは2棟構成で、オフィス、商業、ホテル、レジデンスを展開する。規模は地上26階、地下3階、高さ約115m。品川区とも連携しており、隣接する北側で29年9月開庁予定の新区庁舎の建設が進められている。
新改札口と3つの広場
大井町トラックスの開業にあわせて、新たにJR大井町駅の「トラックス口」が開通する。JRのホームからダイレクトに大井町トラックスの3階へアクセスできる。東急大井町線、りんかい線への動線も、トラックス口とは別に設けられる。
トラックス口を出て目の前には、ショップエリアやホテル・住宅タワーの入り口にもなる広場「ステーションプラザ」がある。大井町駅周辺には待ち合わせなどに使える滞留スペースがないという課題を解消するとともに、山手線車両基地を見下ろせるビュースポットとしても展開する。
3階のショップエリアをまっすぐ進んでいくと、2つ目の広場「クロスプラザ」がある。こちらも待ち合わせや休憩などに利用でき、また別の角度から山手線車両基地を見ることができる。
駅から2棟を挟んで反対側の、大井町トラックスの西端には3つ目の広場「トラックスパーク」がある。人工芝と天然芝の両方が使われているが、これは天然芝のメンテナンス期間は入れなくなってしまうため、常時開放できるように人工芝のエリアも設けた。
トラックスパークはリードを装着していればペットの入場も可能。地震などの災害時には広域避難場所として活用される。
トラックスパーク周辺エリアには、「スターバックス」と「ピチピチミートファーム」が出店する。
スターバックスは「ドッグフレンドリー」を特徴としており、店内に愛犬同伴エリアが設けられている。
ピチピチミートファームは切りたて肉の直売所。直売所エリアのほか、「ピチピチミートで山本のハンバーグ」や、買った肉をその場で楽しめるセルフバーベキューエリアを併設している。
都市型サウナ・TOHOシネマズ・大井町ゆかりの飲食店
商業エリアは、改札口~トラックスパークの道に沿う路面店スタイルで展開。2階~4階および5階の一部に、飲食、物販、サービス、スーパーマーケット、クリニックなどが出店する。スーパーは「ライフ」。
4階には都市型サウナ「サウナメッツァ大井町トラックス」がオープン。電車を模した「トラムサウナ」(男性向け)や草ロウリュを楽しめる女性サウナなどを用意する。また、サウナ室から山手線車両基地を眺められる。
スパ内には、ドリンクなどを提供するレストスペースのほか、コワーキングスペースなども設置している。
トラックスパークから見えるエリアに、地域に根差した大井町にゆかりのある飲食店を展開。大井町で人気の「H」や「8」を手掛けるHグループによる「立呑み 8」、大井町に本店を構える「銭場精肉店」が4階に出店する。
飲食・食物販で複数店舗が集まるエリアとして、フードコート「WELL SIDE TABLE」や、和菓子・洋菓子店が集まるゾーンを展開する。いずれも3階。
3階に「TOHOシネマズ 大井町」がオープン。都内のTOHOシネマズとしては初めて“Dolby Cinema”を導入するほか、“プレミアムシアター”や“轟音シアター”などの設備を採用する。
ホテルの26階にルーフトップレストラン
「ホテルメトロポリタン 大井町トラックス」は、5階にレセプション・ラウンジおよびレストラン、6階~13階に客室、タワー最上階の26階にルーフトップレストランを展開する。客室数は285室。
ラウンジは木や緑に囲まれ自然のぬくもりを感じさせる設えとし、ゆったりと寛げる家具を配置した。
5階のレストラン「The TAILOR YARD MAIN DINING」は、鉄道旅をテーマにしたオールデイダイニング。ヨーロッパの食堂車をイメージしたボックス席やカーゴ席を設えた、旅情あふれる空間とした。窓の外には山手線車両基地の景色が広がる。
26階・地上100mの高さとなる「The TRAVELERS HOUSE ROOFTOP BAR」のテーマは「森の秘境」。屋外のテラス席からは山手線車両基地を真上から眺められ、夜には「都心の煌めく夜景と眼下の車両基地」を楽しめるとしている。
かつてあったレンガ車庫のレンガを継承
現在のJR東日本東京総合車両センターである「大井工場」は、1915年(大正4年)に新橋工場から移転した。大井工場開設にあわせて、鉄道車両庫としてレンガ車庫が建設された。現在はレンガ車庫は解体され残っていないが、保存されたレンガが1階の交通広場の壁に使用されている。
大井町から浜松町にかけて各エリアで再開発が進められているが、JR東日本ではこれら全体を「広域品川圏」と位置づけている。特に高輪ゲートウェイシティでは、一から新たに作り出した街を活用した、イノベーション創出、新たな価値創造に取り組んでいる。
これに対して大井町トラックス周辺は、住居・商業などの生活圏がすでに形成されている。そういったエリア特性を生かして、高輪で生まれたイノベーションや新しいサービスを、すでに生活圏がしっかりある地域と連携しながら実装し、新しい生活を作っていくという役割を大井町が担うとしている。





























































