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空白から草案を作り出すGoogleドキュメント スプシ・スライドもGemini強化
2026年3月11日 00:47
Googleは10日(米国時間)、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、ドライブにおけるGeminiを大幅に強化すると発表した。新機能は、Google AI Ultra(月額36,400円)/Pro(同2,900円)とGoogle Workspaceに導入される。
Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドは全世界で英語に対応。Google ドライブは米国で英語のみ対応開始する。
空白から草案を作り出すGoogle ドキュメント
Google ドキュメントにおいては、文脈情報と新たな編集機能を活用することで、Geminiが好みのスタイルでパーソナライズされた文書を作成する。
サイドパネル、もしくは下部バーで「1月のHOA会議の議事録と今後のイベントリストを使って、地域組合のニュースレターを作成」などと指示するだけで、関連ファイルから抽出した初稿が生成される。ドキュメントは空でも、関連情報とプロンプトだけで一定の草稿がすぐに作れるようになる。
段落(セクション)の洗練にも対応し、「特定の段落を洗練させて」「メッセージを強化」「アイデアを発見」などとGeminiに依頼することで、文体を調整できる。例えば、「活気あるトーンを保ちつつ、この文書をよりプロフェッショナルに仕上げて」と指定すれば、指示に沿った調整が行なわれる。
書きかけの文章を完成に近づけたり、文体と書式を統一するといった指示にも対応する。
スプレッドシートのGemini対応が強化 自動入力も
Google スプレッドシートでは、Gemini in Sheetsを強化。基本タスクから複雑なデータ分析まで、シート全体の作成・整理・編集がGeminiで行なえる。
例えば、「シカゴへの引っ越しを整理して。部屋ごとの梱包チェックリスト、公共料金の連絡先リスト、メールボックスから引っ越し業者の見積もりを追跡するスプレッドシートを作成して」と指示すると、関連する情報をメールやファイルから抽出し、プロジェクト全体を設定。ベースとなるスプレッドシートの確認や、テーブルやダッシュボードの追加などの作業を支援する。
また、Web上の情報を使った自動入力にも対応し、不足したデータを補完できる。「Geminiで入力」(Fill with Gemini)機能では、データの分類・要約、Google 検索からの情報取得に対応し、テーブルに入力。例えば大学出願時の申請情報を管理する場合、各学校の締切日や学費などを手動で調べる代わりに、必要な情報の列見出しを入力し、ドラッグダウンするだけで、Geminiがウェブ上の関連情報に基づいて表を自動入力してくれる。
Google スライドもゼロからスライド生成
Google スライドでは、Geminiがレイアウト、編集可能な図表、プレゼンテーション全体をゼロから生成する。
スライド生成機能では、Geminiが「全体テーマに沿った新規スライドを作成」するほか、「ファイル・メール・ウェブから文脈を抽出して作成」なども指示が可能。スライドが不十分な場合、「他のスライドの色調に合わせる」「よりミニマルに調整」など、Geminiに編集を依頼して、調整できる。
また、「プレゼンテーション全体の生成」にも近日対応予定。プロンプトから、関連コンテキストを取り込みながら完成度の高いプレゼンテーション全体を作成できるようになる。例えば、「東京出張用の5枚スライドのプレゼンテーションを作成して」といった指示を行なうことで、提供した情報から目的に合わせたプレゼンテーションを自動作成できる。
Google ドライブは検索強化
Google ドライブでは、Ask Geminiによる検索を強化した。
ドライブで自然言語で検索すると、検索結果の上部に「AIによる概要」が表示される。ファイルから引用元付きで関連性の高い情報を要約するため、文書を開かずに必要な答えを得られるようになる。
また、ドライブでGeminiに質問(Ask Gemini in Drive)では、Google ドキュメントやメール、カレンダー、Webを横断した複雑な質問が可能となる。例えば、税務関連ファイルを全て選択し「今年の確定申告前に税理士に何を聞くべきか?」と尋ねれば、実際のデータに基づいた回答を得られるという。研究論文の準備やグループプロジェクトの整理などに役立てられるとする。





