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ホンダ、22万円の電動スクーター 走行距離1.5倍

ホンダ「ICON e:」 パールスノーフレークホワイト

ホンダは、独自の着脱式バッテリーを採用した原付一種の電動スクーター「ICON e:」(アイコン イー)を3月23日に発売する。価格は22万円。全国のHonda二輪EV取扱店で販売する。年間販売台数は2,200台の計画。

バッテリーとモーターで走行する電動スクーター。着脱式のリチウムイオンバッテリーをフロアステップ下に搭載し、車載・単体の両方の状態で充電できる。外部電源(100V)での充電時間は、ゼロから満充電まで約8時間。バッテリーの容量は48V・30.6Ah。効率的な制御により、一充電あたりの走行距離は81km(30km/h定地走行テスト値)を実現している。

着脱式のリチウムイオンバッテリーをフロアステップ下に搭載
バッテリー単体の充電
車載状態で充電も可能

後輪にコンパクトなインホイールモーターを搭載し、静かで振動の少ない走行が可能。スイッチで切り替えられる省エネ走行モード「ECONモード」も用意される。

バッテリーがフロアステップ下に搭載されることで、シート下にはヘルメットなどを収納できる容量26Lのラゲッジボックスを確保。500mlペットボトルが入るフロントラックやUSBソケット、買い物袋などを掛けられるコンビニフックなど、日常生活での使い勝手を高める装備を充実させた。

シート下にはヘルメットなどを収納できる容量26Lのラゲッジボックス

主要部品の配置を最適化しシンプルでスリムなボディデザインも特徴。ライト類はLEDを採用し、メーターは反転液晶表示のフルデジタルメーター。

ブレーキを補助するシステムとして、左右同時にブレーキ操作をする際、前・後輪に適切な割合で制動力を配分するコンビブレーキ(前・後輪連動ブレーキ)が採用されている。フロントはディスクブレーキ。

車名・型式はホンダ・ZAD-EF23。定格出力は0.58kWで、第一種原動機付自転車に分類される。最高出力は1.8kW(2.4馬力)、最大トルクは85N・m。タイヤサイズは前輪が90/90-12 44J、後輪が100/90-10 56J。

カラーバリエーションは「パールスノーフレークホワイト」「ポセイドンブラックメタリック」「キャンディラスターレッド」の全3色。

定員は1名。本体サイズは1,795×680×1,085mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは1,300mm、最低地上高は135mm、シート高は742mm。車重は87kg。

ポセイドンブラックメタリック
キャンディラスターレッド

ホンダは業務向けだけでなく一般向け電動スクーターのラインナップも拡充中。2023年に原付一種の「EM1 e:」(320,100円)が、2025年に原付二種の「CUV e:」(528,000円)が発売されている。

今回の「ICON e:」は、同じ原付一種の「EM1 e:」と比較すると、着脱式バッテリーの仕様が変更されているのが大きな違い。汎用性を持たせた「モバイルパワーパック e:」から独自のものに変更されており、フロアステップ下に搭載され、車載状態での充電にも対応している。容量は26.1Ahから30.6Ahに増加、走行可能距離は「EM1 e:」が53kmなのに対し、「ICON e:」は制御の効率化などで81kmと、1.5倍以上に伸びている。