ニュース
南海 泉ケ丘駅前に商業施設と泉北ニュータウン初のタワマン
2026年1月30日 12:51
南海電鉄は大阪府堺市とともに公民連携の枠組みで、南海泉北線 泉ケ丘駅前地域の再整備に取り組む。歩行者動線を整備するほか、南海電鉄所有の敷地に駅前商業施設と30階建ての分譲タワーマンションを建設する。歩行者動線の完成および商業施設の竣工・開業は28年度、タワーマンションの竣工は31年度を予定している。
駅前の歩行者動線については、駅前南コンコースを起点に、主動線となる2階へ上がる大階段等を新設して周辺施設への歩行者の回遊性を向上。25年11月に開設された「近畿大学病院・近畿大学おおさかメディカルキャンパス」や、堺市施設「ビッグバン」等につながる2階レベルへの動線を整備し、南海電鉄の新建物とデッキを接続することで、くすのき広場を活用した賑わい空間と、ウォーカブルな歩行者ネットワークを構築する。
具体的には、既存の階段、エスカレーター、エレベーターを撤去し、駅前南コンコースから2階レベルへ円滑につながる動線として大階段等を、南海電鉄の敷地内に集約・設置する。また、デッキ接続により、商業施設とくすのき広場を一体的な賑わい空間とする。
商業施設は、駅直結の毎日通る場所で「ちょっと買いたい、食べたい」を満たす、寄り道が楽しくなる施設を目指す。カフェ・飲食店を充実させるほか、食物販店、量販店、金融・クリニック・学び等のサービス店舗の誘致を計画している。規模は地上4階、延床面積約10,900m2。
タワーマンションは泉北ニュータウン初。規模は地上30階・約370戸、延べ床面積約42,000m2。
商業施設とタワーマンションは、延期していた「泉ケ丘駅前活性化計画」としての事業。同計画は次世代の沿線中核都市「泉ヶ丘」を目指すものとして22年3月に始動を発表したが、工事費高騰など外部環境の変化を受け、23年8月に建設工事の延期、計画の見直しを発表した。
その後、南海電鉄、堺市および大阪府・公的団体等で構成する「泉北ニューデザイン推進協議会」により、泉ケ丘駅前地域の将来ビジョン「IZUMIGAOKA Next Design」が25年8月に策定された。そのほか「近畿大学病院・近畿大学おおさかメディカルキャンパス」の開設、「帝塚山学院大学 ウェルビーイング共創ハブ 泉ケ丘駅コモンズ」、「泉ヶ丘農産物直売所」の新店オープンなど明るい要素が増えつつある。
こういった状況を背景に、地域住民の暮らしの質の向上、若年層を呼び込むことによる駅前居住人口の増加を図ることで、次代の沿線中核都市「泉ヶ丘」を実現できるとの考えから、堺市との公民連携の取り組みと「泉ケ丘駅前活性化計画」の再始動を決定した。地域課題である人口減少・施設老朽化・供給住宅のミスマッチの解決、ストレスフリーな移動や駅を拠点とした賑わいあふれるまちづくりを目指す。


