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品川 プリンス新高輪の再開発始動 森と連携するホテル・MICE施設
2025年12月22日 19:25
西武不動産は22日、品川駅西口地区(高輪三丁目)における都市計画について「B-1地区」に関する都市計画変更が告示されたと発表した。MICE等の都市機能を含む、事務所、商業、ホテル、住宅などの整備に着手し、28年の着工開始を予定している。
品川駅近隣の「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」は、西武不動産、京急電鉄、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合、都市再生機構、東急不動産らが事業主体となっている。
同計画のうち、西武不動産が主体で進めるB-1地区の開発計画では、品川駅と周辺市街地の回遊性を高める歩行者ネットワークの形成や地区の中心となる高輪森の公園と連携した緑地空間の充実を図るほか、品川駅西口地区を代表するMICE等の都市機能を導入予定。これにより、「国際交流拠点・品川」の実現に取り組むとしている。
B-1地区では、B-1-1地区が約0.9haの公園、B-1-2地区が約3.0haの事務所、商業、ホテル、住宅、MICE施設となる。B-1-2地区の敷地面積は約27,500m2。地下4階、地上31階で高さは約140mとなる。28年度の着工、32年度の竣工を予定している。
同地では現在、グランドプリンスホテル新高輪が運営中だが、26年度中にホテルや宴会場の営業を終了し、その後解体工事に入っていく想定。西武不動産では、「育んできた豊かな緑と趣深い歴史を活かし、未来にその価値を継承することを目指す」としている。
なお、品川駅西口地区における開発では、A地区においてトヨタと京急電鉄による複合施設開発が進められているほか、C地区は事務所・商業・住宅・産業支援施設からなる複合施設、D地区は住宅を中心とした開発を予定している。

