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大阪万博「カラダ測定ポッド」、本格事業化

カラダ測定ポッド

BIPROGY、JR西日本、博報堂の3社で構成する「PHRコネクト共同企業体」は、2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンにて展示された「カラダ測定ポッド」を「DotHealth カラダ測定サービス」として11月27日から提供を開始する。また、測定データを軸とした事業者向けのサービス「研究計測サービス」「ヘルスケアサロンプロモーション」も展開する。

「DotHealth カラダ測定サービス」は生活者向けのサービスで、万博期間中からJR西日本の大阪駅などに設置している「カラダ測定ポッド」で、健康データを測定する。設置場所はJR大阪駅、JR新大阪駅、JR天王寺駅、JR岸辺駅。

測定する健康データは、脳、心血管、髪、筋骨格、肌、歯の6項目、48種類のカラダ測定年齢。利用料金は12月中までは無料で、2026年1月~3月は1,200円/3カ月。4月以降のサービス内容や価格については現在検討中。

測定したデータは「DotHealth カラダ測定サービス」のアプリで履歴を時系列でグラフ化して確認できる。

「研究計測サービス」は、ヘルスケア関連事業者を対象に、「DotHealth カラダ測定サービス」を通じて得られた多様な生活者接点や測定データを活用し、支援するサービス。健康データ計測事業を運営している事業者とも提携し、「カラダ測定ポッド」で取得するデータ項目以外にも対応する。健康データについては、利用者の同意の上で個人が特定されない形式で活用される。

「ヘルスケアサロンプロモーション」は、JR大阪駅構内のヘルスケアサロン「DotHealth Osaka」内に協賛ゾーンを新設し、「DotHealth Osaka」壁面のデジタルサイネージと併せて、ヘルスケア関連事業者が商品やサービスのプロモーションを実施できる場を提供する。

今後は「DotHealth カラダ測定サービス」の全国拡大を目指し、コンビニやオフィスビルなどにも展開する。