関西電力が銀行サービス「CQ BANK」　グリーン預金で脱炭素支援

関西電力は、銀行サービス「CQ BANK」を提供開始した。東京きらぼしフィナンシャルグループ傘下のUI銀行のBaaS(Banking as a Service)を活用したもので、「預けるだけで、サステナブル。」をコンセプトに、ゼロカーボン社会の実現に貢献できる仕組みを備える。

CQ BANKでは、ユーザーの預金を「CQグリーン預金」として運用し、ZEH(Net Zero Energy House)などの基準を満たす省エネ住宅に金利優遇を行なう環境配慮型住宅ローン「CQエコ住宅ローン」や、再生可能エネルギー分野などのプロジェクト・事業への投融資に活用する。

また、同サービスの収益の一部は、ユーザーの意識や行動変容のきっかけとなる環境保全や社会課題解決に向けたプロジェクトに充てられる。なお、定期預金だけでなく普通預金も対象とした「グリーン預金」をBaaSで提供するのは国内初の取り組みだという。

ユーザーは、スマートフォンにCQ BANKアプリをインストールすることで、口座開設、振り込み、入出金明細、定期預金、外貨預金、住宅ローン、無担保ローンなど、UI銀行が提供する各種サービスを利用でき、キャッシュカードを使わずにアプリだけで現金の預け入れ・引き出しも可能。

関西電力は、同社の電気・ガス料金をCQ BANKの口座振替で支払うことを必須条件に、給与・年金の受け取り設定やグリーン預金残高、住宅ローンの利用状況に応じて、毎月の支払い額の最大4%分を「はぴeポイント」で還元する「はぴｅポイント還元プログラム」を用意。はぴｅポイントは、電気料金の支払いや提携先ポイントへの交換に利用できる。

サービス開始を記念し、リリース記念キャンペーンも実施。2026年1月30日までに新規口座開設を完了し、同日時点でCQグリーン普通預金とCQグリーン定期預金の月末残高合計が10万円以上あるユーザーを対象に、抽選で最大10万円をプレゼントする。