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アドビ、指示1つで動画が仕上がる新機能 写真内の昼夜変更も
2025年10月31日 13:45
アドビは、イベント「Adobe MAX 2025 Sneaks」にて、AIを活用した画像・動画・音響編集向けの開発中機能を多数発表した。
画像分野では、照明や遠近感を維持したまま布地や床材などの素材だけを選択・置換する「Project Surface Swap」、撮影後でも光源や陰影を自在に調整して昼夜や雰囲気、焦点を変更できる「Project Light Touch」、2Dのオブジェクトを回転や角度調節など3Dのように扱える「Project Turn Style」を公開した。
また、オブジェクト削除機能として影や反射までまとめて処理して自然な仕上がりにする「Project Trace Erase」や、3D写真(Radiance Fields)の色・形状・構図を三次元空間上で編集できる「Project New Depths」、各オブジェクトに参照画像をタグ付けして状態を維持したまま3Dシーンを構築可能な「Project Scene It」も紹介した。
映像分野では、注釈を付けた1フレームと簡単なテキストプロンプトから動画全体に編集を適用する「Project Frame Forward」および、ベクター画像をAIが解析してキーフレームやリギングなしで意図に沿ったモーションデザインを行なえる「Project Motion Map」を発表した。
音響分野では、動画の映像・テンポ・トーンを解析し、AI「サウンドデザイナー」と対話しながら多層的なサウンドスケープを生成する「Project Sound Stager」および、ノイズ除去や声の分離、発音ミスの修正をAIで瞬時に行なう「Project Clean Take」を披露した。





