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アルファベット決算、AI牽引で売上高1000億ドル超え Gemini 3は「年内」
2025年10月30日 17:08
Google親会社のAlphabet(アルファベット)は30日(米国時間)、2025年第3四半期決算を発表し、四半期売上高は初の1,000億ドル(約15兆円)超えを達成した。主要分野のすべてが、二桁成長を達成しており、「AIが全社的に実際のビジネス成果を牽引している」(スンダー・ピチャイCEO)としている。
AIモデルの「Gemini」は、API提供などを通じて「1分あたり70億トークン」を処理。「Gemini」アプリの月間アクティブユーザー数は6.5億人を超えており、クエリ数は第2四半期比で3倍に増加しているなど、AIの需要は急拡大している。クラウド事業もAI収益を主要な牽引役として成長。また、Google OneやYouTube Premiumなどの有料サブスクリプション契約数は3億件を超えた。
なお、ピチャイCEOは決算発表とともに最新バージョンとなる「Gemini 3」を今年後半に発表する、とXに投稿している。
1/ Just delivered Q3 earnings remarks. A few additional highlights from the call:
— Sundar Pichai (@sundarpichai)October 29, 2025
Our AI Models, Gemini 2.5 Pro, Veo, Genie 3 + Nano 🍌 are leading the way. 13M+ developers have built with our generative models. Looking forward to the Gemini 3 release later this year!
決算では、日本でも9月にスタートしたGoogle 検索の「AIモード」についても言及された。米国ではローンチ以降、利用率が週ごとに持続的に増加しており、四半期でクエリ数が倍増。40言語でAIモードを世界展開したことで、7,500万人以上のデイリーアクティブユーザーを獲得しており、「AIモードが検索の総クエリ増加を牽引している」という。
また、AI Overviews(AI による概要)もクエリ数が急成長しており、第3四半期にはこの効果がさらに顕著となり、ユーザーに受けれられているという。「特に若年層で効果が顕著だった」としている。

