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新宿西口に新たな歩行者空間が誕生 駅前地上を西へ直進
2025年9月27日 12:03
9月27日、新宿駅西口に新たな歩行者動線が誕生しました。地上レベルにおいて、車道を横断することなく、歩行者が東西方向に行き来できるようになります。開通日に早速、新宿駅西口の様子を見てきました。
新宿駅西口駅前広場を人中心の空間にするための動線変更となります。東京都は、新宿駅直近地区において、東西の移動がしにくい、人の滞留空間の不足、駅・駅ビルの老朽化といった課題から、線路上空へのデッキの新設、駅前広場の再構成を目的とした駅の改良や駅ビルの機能更新を進めており、新たな歩行者動線設置もこの一環となります。
歩行者は、現在再開発が進められている小田急百貨店跡地前と、スバルビル跡地前の間を、車道を横断することなく直進できるようになりました。一方で車両の動線については、南北方向(京王百貨店側と小田急ハルク側)の通り抜けができなくなりました。車両動線については別記事でも紹介しています。
京王百貨店側からの車道はスバルビル跡地手前までとなっており、車は左折して西方の都庁方面へ進むことになります。
また、建替えが進められている明治安田新宿ビルおよびスバルビル跡地の前は、9月26日までは京王百貨店側から小田急ハルク側への一方通行で、都庁方面からはスバルビル跡地前で左折しかできませんでしたが、27日からは右折して京王百貨店側に進むことになります。
再開発が進められている小田急百貨店跡地前は、26日までは小田急ハルク側から京王百貨店側への一方通行となっていました。27日にこの車道が通行できなくなりました。
そのため、小滝橋通り・青梅街道側から駅前へと来た車両は、小田急ハルク前で右折しなければなりません。さらにその先の突き当り(エルタワー前)も左折はできないため、青梅街道方面へと戻っていくことになります。
歩行者にとってのメリットは、東西の移動が楽になっただけではありません。駅からバス乗り場への動線は地下のみでしたが、地上レベルでもアクセスできるようになりました。地下でも大規模な工事が行なわれていることから、バス乗り場へのアクセスが非常にわかりづらいのが現状です。今後は、地上の新たな歩行者空間を目指せば、バス乗り場にたどり着けるでしょう。
ただしバス乗り場に関して、永福町方面ののりばが京王百貨店前に移設されるなどの変更がありますので注意しましょう。また、タクシー乗り場は京王百貨店前のみでしたが、バスターミナル内に新設されました。京王百貨店前のタクシー乗り場は27日から車両通行不可となった場所にあったため、少しだけ位置が変わっています。
なお、スバルビル跡地には新宿駅西口駐車場出入口が整備されました。そのため、車道脇の歩道は行き止まりとなっており、駅から見て駐車場出入口の右側に歩道が設けられています。


























