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「睡眠」がわかる「Apple Watch Series 11」 64800円~ Ultra 3とSE 3も登場
2025年9月10日 05:10
アップルは、健康関連機能を強化し、「睡眠スコア」に対応した「Apple Watch Series 11」を9月19日から発売する。価格はアルミニウムが64,800円から、チタニウムが114,800円から。5Gのセルラーモデルも用意されるほか、タフネス仕様の「Apple Watch Ultra 3」や37,800円からの「Apple Watch SE 3」も発表された。
42mmと46mmの2サイズ展開で、カラーは、アルミニウムモデルが新色スペースグレイとジェットブラック、ローズゴールド、シルバー。チタンモデルはナチュラル、ゴールド、スレートカラー。また、Cellularモデルはアンテナを再設計し、5Gにも対応する。
広視野角のLTPO OLEDディスプレイを搭載し、精細度は326ppi、輝度は最大2,000nits。画面解像度は42mmが374×446ピクセル、46mmが416×496ピクセル。アルミニウムモデルではカバーガラスを強化したほか、Appleが設計したセラミックコーティングを施している。チタンモデルは表面にサファイアクリスタルを採用する。
薄型のデザインながら最大24時間のバッテリー駆動を実現。急速充電に対応し、15分の充電で最大8時間のバッテリー駆動が可能となる。
健康関連機能を強化。「高血圧通知」機能は、心臓の鼓動に対する血管の反応を分析。長期的に疾患に関連する健康状態を把握し、行動変容を促したり治療につなげる。高血圧通知は、FDA(米国食品医薬品局)や各国の規制当局による承認を受けて、9月中に米国やEUなどの150以上の国と地域で提供開始する。なお、日本での対応については言及されていない。
新たに、watchOS 26により「睡眠スコア」に対応。Apple Watchを通じて、睡眠の質を理解し、より回復的な睡眠を得る方法をユーザーが把握できるようになる。睡眠スコアでは、睡眠時間、就寝時間の一貫性、目覚める頻度、各睡眠段階の持続時間などを取得し、総合的な睡眠の質をスコア化。日々の睡眠状況を把握しながら体調管理や改善に繋げられる。
また、「ワークアウト・バディ」に対応。Apple Intelligenceを活用したフィットネス体験となり、ユーザーのワークアウトデータとフィットネス履歴を分析し、心拍数、ペース、距離、 アクティビティリング、個人のフィットネス目標などのデータに基づき、パーソナライズされた音声によるモチベーション支援を行なう。ワークアウトバディは英語で提供開始し、主要なワークアウト種目で利用できるようになる。Apple Musicと連携し、ワークアウトで最近聴いた内容に基づいた音楽やポッドキャストも提案する。
操作画面も新たな「Liquid Glass」デザインに刷新。ウォッチフェイスは、「Flow」と「Exactograph」の2つの新デザインを追加する。また、「手首フリックジェスチャー」に対応し、通知の消去、タイマー停止、アラーム消音の各操作をジェスチャーで行なえ、両手が塞がっている時でも、ダブルタップ操作と合わせて実行できる。
Apple Intelligenceによる「ライブ翻訳」に対応し、iPhoneとペアリング時に受信テキストをユーザーの指定言語へ手首上で自動翻訳する。また、メモアプリも刷新し、Watchの画面で直接メモを作成・閲覧できるようになる。GPSモデルの重量は46mmが37.8g、42mmが30.3g。
Apple Watch SE 3
ベーシックモデルの「SE」が刷新。「Apple Watch SE 3」は、常時表示ディスプレイを搭載し、価格は37,800円から。ケースサイズは44mmまたは40mm。
S10チップとwatchOS 26を搭載し、Liquid Glassによる新UIデザインとなるほか、日常的な行動データに基づいて、役立つ実用的な提案する「スマート スタック ヒント」や、「ライブ翻訳」、「睡眠スコア」などに対応する。
バッテリー持続時間は18時間で、急速充電にも対応。15分の充電で最大8時間使用できる。45分で約80%まで充電可能。GPSモデルの重量は44mmが32.9g、40mmが26.3g。
Apple Watch Ultra 3
Apple Watch Ultra 3は、49mmのチタニウムケースで、LTPO3や広角OLEDといったディスプレイテクノロジーを採用。価格は129,800円から。
Apple Watch史上最大の画面サイズで、斜めから見てもより明るくなった。解像度は422×514ピクセルで、輝度は最大3,000nit。ディスプレイの縁は24%薄くなり、ケースサイズを変えずに画面の有効領域を拡大した。
電力効率も向上し、常時表示モードのリフレッシュレートが1分ごとから1秒ごとに高速化。手首を上げなくても秒針の動きを確認できるようになる。ストップウォッチ、タイマーと20種類以上の文字盤がこのリフレッシュレートに対応する。
進化したディスプレイと、5Gモデム、大容量バッテリーの電力効率により、バッテリー駆動時間も向上。日常使いで最大42時間駆動。低電力モードでは、最大72時間使用できる。
屋外での継続的なワークアウト記録では、低電力モードでフルGPSと心拍数計測を使用しながら20時間使える。急速充電を利用すれば、15分の充電で最大12時間のバッテリー駆動が可能。
5Gセルラーモデルを用意するほか、衛星通信機能も内蔵し、バックカントリースキーや山道を走ったり、キャンプなど、電波が届かない場所でも緊急メッセージを使ったテキストメッセージの送信などに対応し、位置情報共有などが行なえる。衛星経由の緊急SOS機能も搭載する。衛星経由の「探す」機能では、「探す」に登録されている連絡先に自分の位置情報を15分ごとに送信できる。
睡眠スコアにも対応。S10チップとwatchOS 26を搭載し、Liquid Glassによる新UIデザインとなるほか、日常的な行動データに基づいて、役立つ実用的な提案する「スマート スタック ヒント」や、ライブ翻訳などに対応する。重量は61.6g~61.8g。

















