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アドビ、ドキュメントを集約してAIが分析する「Acrobat Studio」

アドビは、ドキュメントなどの情報を集約してAIが分析し、インフォグラフィック作成も行なえる「Acrobat Studio」を発表した。まずは英語版の早期アクセスとして提供され、早期アクセス価格は個人向けが月額24.99ドル、チーム向けが29.99ドルから。14日間の無料トライアルも実施する。

Adobe Acrobat Pro、Adobe Express、Acrobat AI アシスタントを統合。新しい作業環境である「PDF Spaces」にユーザーがドキュメントファイルやWebサイトのURLなどをアップロードすることで、情報の分析を行なう。ユーザーは分析結果に対してさらにプロンプトで指示を行なえる。

これにより、体裁の整ったレポートやインフォグラフィックを素早く作成可能。たとえば、ビジネスユーザーは商談相手に提出する資料の作成などを素早く行なえるようになる。作成した資料はそのままチームで共有しながらコメントをつけられる。

Acrobat AI アシスタントには、「インストラクター」「アナリスト」「エンターテイナー」といった特定の役割を割り当てることができ、情報の要約や質問への回答などに利用できる。例えば、「インストラクター」の役割を持つAIアシスタントは、教師が生徒に説明するようなスタイルで情報を提示する。

また、Adobe Expressにより、インフォグラフィック、プレゼンテーション、チラシ、SNS投稿などのコンテンツを簡単に作成可能。Adobe Expressプレミアムプランの全機能やアセットにアクセス可能で、プロがデザインしたテンプレート、ブランドキットのほか、「テキストから動画生成」や「テキストから画像生成」などのAdobe Firefly搭載ツールも利用できる。