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Claude Opus 4.1公開 推論・エージェントタスクなど向上

Anthropicは5日、最上位のAIモデルとなる「Claude Opus 4.1」を公開した。Opus 4の機能向上版となり、エージェントタスクやコーディング、推論性能などを向上している。

Opus 4.1は、有料のClaudeユーザーとClaude Codeから利用可能。料金はOpus 4から据え置きとなる。また、API、Amazon Bedrock、Google CloudのVertex AIからも利用できる。

Opus 4.1は、SWE-bench Verifiedでのコーディング性能を74.5%に改善し、Anthropicの最高性能を更新(Opus 4は72.5%)。また、研究とデータ分析能力、特にdepth researchとエージェント型検索の性能を向上している。

事前にテストしたGitHubでは、Opus 4.1がOpus 4と比較してほとんどの機能で性能が向上。特にマルチファイルのコードリファクタリングにおいて顕著な性能向上が確認されたという。楽天グループは、Opus 4.1が大型コードベース内で不要な調整やバグを発生させず、正確な修正を特定する点で優れているとしており、デバッグタスクでの高い精度を評価している。

開発者は、API経由でclaude-opus-4-1-20250805を選ぶことで、Opus 4.1を活用できる。