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SBI証券とauじぶん銀行が連携へ リアルタイム口座振替や金利優遇

SBI証券とauじぶん銀行が2025年秋から連携開始し、リアルタイムでの口座振替や口座開設などで協力する。

SBI証券とauじぶん銀行の親会社であるauフィナンシャルグループが、個人ユーザー向けの利便性の高いサービス提供を目的に、リテール分野における業務提携の検討を開始する。

提携の第1弾がSBI証券とauじぶん銀行の連携で、リアルタイム口座振替に対応。SBI証券の口座への入金が、auじぶん銀行口座からリアルタイムで可能になる。資金移動の利便性も向上し、スムーズな資産運用が行なえる。また、auじぶん銀行経由でSBI証券の口座開設に対応する。

円預金定期金利の優遇も行なう。リアルタイム口座振替利用者を対象に、auじぶん銀行の円普通預金金利を年+0.10%(税引前)優遇し、年0.31%(税引前)を提供する。さらに、「au まとめて金利優遇」や「auマネ活 金利優遇」の条件を満たすことで、最大年0.51%(税引前)の金利が適用される。

KDDI/auフィナンシャルグループは、auカブコム証券(カブコム)として証券サービスをグループ内にもっていたが、24年に三菱UFJフィナンシャルグループへの譲渡を発表し、25年2月からは旧カブコム(新社名三菱UFJ eスマート証券)とは資本関係が無くなっている。

SBI証券は、1,409万口座の大きな顧客基盤をもち、住信SBIネット銀行やSBI新生銀行のほか、三井住友FGのOliveなどとも連携している。