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SBI証券と新生銀、金利0.42%の「ハイパー預金」

SBI証券とSBI新生銀行は、預金商品「SBIハイパー預金」を発表した。9月23日に申し込み受付を開始し、24日にサービス開始する。SBI証券とSBI新生銀行の両方に口座を持つユーザーを対象とした円普通預金で、銀行・証券間の資金移動が自動化できる点を特徴とする。

SBIハイパー預金では、SBI新生銀行に預けた残高が、自動的にSBI証券の買付余力として反映されるため、有価証券などの買い付け時に証券口座へ入金する必要がなく、売却時も自動で預金口座に出金される。また、同時にサービス開始する「定額自動振替サービス」を利用すれば、あらかじめ設定した金額を一定間隔で普通預金口座からSBIハイパー預金に自動で移すこともできる。

金利は、SBI新生銀行の円普通預金で最高水準の年0.42%(税引前)。元本保証付きで、預金保険制度の対象にもなっており、ほかの定額保護預金との計1,000万円までとその利息が保護される。

なお、SBI証券と住信SBIネット銀行の預り金自動スィープサービス「SBIハイブリッド預金」との併用はできず、すでに同サービスを利用しているユーザーは利用を停止したうえでSBIハイパー預金に申し込む必要がある。住信SBIネット銀行は11月を目処にNTTドコモ子会社となり、SBIグループとの直接の資本関係はなくなる予定。

サービス開始を記念し、1億円相当の暗号資産交換券(XRP)を山分けするキャンペーンや、住宅ローン金利優遇プログラムなどの施策も予定されている。また、SBIハイパー預金を開設すると、SBI新生銀行の「ステップアッププログラム」において、翌々月から最上位のダイヤモンドステージが適用される。