マネーフォワード ME、PayPayの取引履歴を取り込み可能に(iOS)

マネーフォワードホームは、家計簿・資産管理化サービス「マネーフォワード ME」で、「PayPay」の取引履歴を、CSVファイルを介してマネーフォワードMEアプリに取り込む機能を公開した。iOSアプリのみの対応となる。

PayPayのCSV取り込み対応により、ユーザーはPayPayの利用状況をスマートフォン上でマネーフォワード MEに直接取り込んで家計管理できるようになる。

マネーフォワードMEでは、APIやアカウント情報を使って、金融機関やクレジットカード等の取引履歴データ取得に対応しているが、PayPayとは連携できていない。PayPayが2月にPayPayアプリから取引履歴のCSVデータのダウンロードに対応したことで、これを利用することでマネーフォワード MEでのPayPay取引履歴取得が可能となった。

PayPayの登録ユーザー数は7,000万人を超えており、日本における主要なキャッシュレスサービスとなっていることから、マネーフォワード MEユーザーからPayPay対応を求める声が多かったという。そのため、新機能としてPayPayの取引履歴のCSVファイル取り込みに対応した。

なお、一度に取り込めるPayPayの取引履歴は100件。保存する明細の種別は「すべての明細」、「PayPay残高明細」、「クレジットカード明細」から選択できる。

CSV取り込みは、PayPayアプリの取引履歴からダウンロードを申請し、スマートフォン上でCSVファイルをダウンロードする。その後、ダウンロードしたCSVファイルのプレビュー画面から、スマートフォンの共有アイコンをタップ、共有先として「マネーフォワード ME」を選択し、ファイルを読み込む。読み込んだ明細は、明細ごとに編集・保存できる。iOSアプリバージョン Ver.18.15.0以降で対応する。

無料版のマネーフォワード MEでも利用可能だが、無料会員の場合は1年以上前の明細は読み込めない。1年以上前の明細が含まれている場合は、プレミアムサービスへの加入が必要となる。なお、プレミアムサービス スタンダードコースは月額500縁だが、8月5日から540円に値上げされる。