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マネーフォワード ME、月額540円に値上げ PayPay取り込み(CSV)に対応
2025年7月1日 21:35
マネーフォワードホームは、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」のプレミアムサービス スタンダードコースを8月5日から値上げする。従来はクレジットカード決済で月額500円、年額5,300円だったが、月額540円、年額5,940円に改定する。月40円、年640円の値上げだ。
App StoreとGoogle Play決済は、月額590円、年額6,490円になる。従来はApp Storeが480円/5,300円、Google Playが500円、5,500円なので、いずれも値上げされる。
一方、8月5日からスタンダードコースの「クレジットカード決済」でOliveフレキシブルペイ・三井住友カード(NL)など対象のクレジットカードを利用すると、「Vポイント」10%還元の対象となり、改定金額相当のVポイントが還元される。そのため、「実質的に料金を維持できる」としている。
値上げの理由については、「システムの保守・運用コスト、APIにかかる費用などが年々増加している」と説明。サービス品質を向上し、安定的なサービス提供のために価格改定が必要とする。
PayPayの取引履歴(CSVファイル)に対応
あわせて今後マネーフォワード MEに提供予定の機能についても発表した。
7月には「PayPay」取引履歴取り込み機能を追加予定。PayPayの取引履歴(CSVファイル)をマネーフォワード MEに取り込めるようにする。7月時点ではiOSのみの対応だが、契約状況によらず全てのユーザーが利用できるようになる予定。
他の金融機関のようにAPI等で情報取得する形ではないが、、PayPayアプリからダウンロードしたCSVファイルを、マネーフォワード MEに取り込んで取得・管理できるようになる。同様の機能は「Zaim」が2月に対応している。
9月には夫婦、カップル、親子、友人など、「マネーフォワード ME」ユーザー同士で、2人のお金の管理が簡単にできる「シェアボード」機能を追加予定。連携している金融機関から相手と残高情報を共有する口座を任意で選択できる。同機能はプレミアム会員向けの機能となる。なお、シェアボードは、24年11月の対応予定を発表。その際には25年1月の対応を予告していた。