ニュース

カードのタッチ決済で1日乗車券「Pass Case」に入場チケット機能

三井住友カードは、総合交通アプリ「Pass Case」に観光施設等の入場券の認証機能を追加し、23日から提供を開始する。対応した企画券の第1弾として、「北九州周遊パス~タッチKyushu~」の販売も同日に始める。価格は1日券が2,000円、2日券が3,000円。

「Pass Case」は、タッチ決済対応カードを使って交通機関を利用できるアプリ。追加された観光施設の認証機能では、対象施設に設置された専用端末にカードをかざすだけで入場できる。従来は別々に購入する必要があった乗車券と入場券を1枚のカードでまとめて利用できるようになる。

第1弾となる「北九州周遊パス~タッチKyushu~」では、JR九州の鹿児島本線・八幡駅から門司港駅間の普通・快速列車が乗り放題となるほか、小倉城を含む北九州市内13カ所の観光施設へ何度でも入場可能。アプリ画面の提示で特典を受けられる施設もある。販売期間は2026年3月31日まで。2日券は3月30日までの販売。

観光施設との一体化により、移動と観光をシームレスに楽しめるのが特徴。利用者は改札や施設で都度チケットを提示する手間が省ける。

対象となるカードは、タッチ決済に対応したクレジット、デビット、プリペイドカード。Apple PayおよびGoogle Payは利用不可。また、タッチ決済非対応のカードでは改札や施設端末での利用ができないため、アプリ画面の提示が必要となる。