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プライムデーで“失敗”しないために 「プライムデー2025 5つの誓い」
2025年7月10日 09:00
今年もAmazon恒例のビッグセール「プライムデー」がやってきました。今年は初の4日開催(7月11日から14日。先行セールは8日から)ということで、先行セールと合わせて1週間というロングスパンで、早くもさまざまなお買い得品の情報がネットを賑わせています。
もっともこうした大型セールでは、その場の空気に飲まれてそれほどオトクでない商品をポチってしまい、あとから後悔することもしばしば。出品者側もユーザになるべく高く買わせるためのテクニックを駆使してくるため、買う側にも最低限の自衛が求められるようになりつつあります。
今回は、ポイントアップキャンペーンやギフトカードの購入といったプライムデーにおける一般的なワザとは別に、プライムデーの買い物で後悔しないために買う側が心得ておくべきポイントを「プライムデー2025 5つの誓い」としてまとめてみました。
誓いその1:「まだ先行セールだから」といって油断しない
ここ何年かですっかりお馴染みになったのが、プライムデーの数日前から行なわれる先行セール。プライムデーでの登場が予告されている商品がいち早くこの先行セールで登場し、そこで売り切れた結果、プライムデーではすっかり姿を消したりと、先行セールはもはやプライムデー以上に存在感があります。プライムデーの開始を待っていると、目玉商品が根こそぎなくなってしまいかねないので要注意です。
その一方、商品によっては、先行セールでは通常価格のままで、プライムデーに入って初めてセール価格になる商品も少なくありません。以前から狙っていた商品が先行セールで安くなっておらず根負けして通常価格で購入したところ、プライムデーでは値引きされてがっかり、ということもあり得ます。少なくともプライムデーの開始までは待ってみたほうが、お得に入手できる機会は増えるはずです。
誓いその2:改定前のかつての価格は参考にしない
最近は物価高もあって、さまざまなジャンルの商品が価格改定の憂き目に遭っています。これまで価格がほとんど変動しなかった製品まで、大幅に上がり驚かされることもしばしばです。去年もいくらかこの傾向がありましたが、今年は米など食料品を中心に、その傾向が強めです。
こうした商品は、価格推移を教えてくれるサービス「Keepa」で見ると、途中で価格がドンと上がっていることから、それ以前の価格と比べてイマイチ安くないように見えがちです。しかし実際には改定前の価格に戻ることは考えにくく、購入を見送ると二度とその価格ではお目にかかれない可能性も。改定前の価格は、たとえ「Keepa」で参照できたとしても、あまり参考にしないほうがよいかもしれません。
誓いその3:メーカー直販サイトや他のECサイトも併せてチェック
最近はプライムデーの開催に合わせて、メーカーが自社の直販サイトでもセールを催すことが増えてきました。こうした中にはプライムデー以上にお得だったり、またプライムデーではいち早く売り切れた製品の在庫が残っていたりするケースもしばしば。特に高額製品については、メーカーの直販サイトも併せてチェックするのがおすすめです。
また同様に、Amazon以外のECストアでも、プライムデーでユーザの財布が緩んでいるタイミングに合わせて、セールを行なっているケースが見られます。こちらはまったく同じ製品をより安くぶつけるのではなく、Amazonにはない特価品を数量限定で用意していることが多いようです。こうした傾向から、同じ型番で検索するのではなく、競合する商品が安くなっていないか、探してみるのも一興かもしれません。
誓いその4:定番品はセール終盤ではなく早めに注文すべし
プライムデーでどうしても買いたいモノは特にないけれど、周りも盛り上がっていることだし、せっかくなので安くなっている飲料などの定番品はいくつか注文しておこう……と、プライムデーも終盤になって駆け込みで購入するのはよくあること。特にポイント還元率がもう少しで高くなるというボーダーラインにいる時は、こうした行為に走りがちです。
これ自体は特に問題があるわけではないのですが、一般的に大型セールは物流の問題からも、スケジュールが後半になるにつれて納期が遅くなっていくほか、品切れが発生することもあり、さらに品によっては注文自体ができなくなることもあります。
最終的に注文することが間違いない定番品は、むしろ早めに注文したほうが、確実に、かつ早いタイミングで商品をゲットするという意味でおすすめです。
誓いその5:ロットの多い商品は置き場所をきちんと確保しておく
セールの時に何かとありがちなのが、まとめ買いによって安くなっている商品を、届いたあとの置き場所も考えずに買ってしまうこと。自宅内のあちこちに分散することで置けるのであれば問題ありませんが、冷凍食品のように収納スペースが限られているものを大量に買ってしまうと、下手をすると家族間で紛争が起こりかねません。
こうした品は、1個あたりで見ると確かに安いものの、すべてを消費するのに何カ月も、下手すると何年もかかりかねません。またそれが初見の食料品や飲料であれば口に合わない可能性もあり、リスクは極めて高めです。そうした商品を買う場合はリスクも考慮したうえで、それでも買うという場合は少なくとも家庭内で置き場所を確保してから、ポチるように心掛けましょう。





