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後悔したくない人に贈る「プライムデー 5つの誓い」(2023)

7月11日からスタートするAmazonの巨大セール「プライムデー」。Amazonプライム会員向けに、幅広いカテゴリーの数十万点の商品がセール価格になります。Amazonが開催するセールは年に何度もありますが、その中でもこのプライムデーは特に大規模で、毎年大きな盛り上がりを見せます。

もっともその規模が醸し出すお祭り感に乗せられて、お得とされる製品を深く考えずに次から次へと買い込むと、あとになって後悔することもしばしば。またこのプライムデー、回を重ねるにつれて特別なキャンペーンが組み込まれて複雑化してきており、あとから知って後悔することも増えてきました。

今回はそんなプライムデーを迎えるにあたって頭の片隅に留めておきたい、ウルトラ5つの誓いならぬ「Prime Day5つの誓い」を、2023年バージョンとしてまとめてみました。

誓いその1:プライム会員限定の「招待セール」をあとから知って落ち込まない

今年のプライムデーにあたっては、事前に購入の意思を示しておくと、プライムデー当日にその価格で購入できるという、プライム会員限定の招待セールが開催されました。抽選制ゆえ必ず購入できるわけではありませんが、申込みはプライムデー開始前に済ませておく必要があります。知らずにうっかりスルーしてしまったという人は落ち込まず、来年再びチャンスが巡ってくるのを待ちましょう。

2023年プライムデーの新しい取り組み「招待セール」。どの程度の当選率なのか、追加募集はあるのか、プライムデーが始まっていない現時点では謎だらけです

誓いその2:先行セールで対象アイテムが売り切れてもキレない

今年のプライムデーは、開始2日前の7月9日からは「プライムデー先行セール」と称し、一部の商品がいち早くセール価格で販売されることが予告されています。つまり事実上プライムデーは全4日あり、初日にあたるこの先行セールからチェックしていないと、在庫がなくなってしまいかねません。「先行セール」という名前に騙されて、本セールになって初めて覗いたらすでに売り切ればかり……とならないよう注意が必要です。

先行セールはプライム会員限定。確実にゲットしたい人はこれを狙うべきですが、告知がいまいち控えめな気がするのは筆者だけでしょうか

誓いその3:EchoやFireの新モデルがセールに含まれていてもびっくりしない

EchoやFireなど、Amazon製のデバイスは、プライムデーで安くなるのは旧製品ばかりで、新製品は対象外……それがこれまでの常識でした。新製品はメーカーにとって稼ぎ頭であり、Amazonもそれらは例外ではないため、こればかりは無理を言っても仕方ない……そう思っていた人も(筆者をはじめ)多いのではないでしょうか。

しかし今回のプライムデーでは、先日発売になったばかりのEcho Popが半額以上の大幅割引となっているほか、こちらも先日登場したばかりの新型タブレットFire Max 11や、昨年暮れに登場したKindle Scribeまでも対象製品となっていて驚かされます。セールの時は旧製品しか安くならない、そんな常識はどうやら改める必要がありそうです。

今年はこのEcho Popのように、新製品ながら半額以下(2,480円)という破壊力抜群の値引きも。例年の傾向とは少々変わってきたことをうかがわせます

誓いその4:セール価格がたいして安くなかったことを後から知ってキレない

大幅に割引されているように見えて、実はその直前の期間だけ値上げしていて、それ以前の価格と比べると実はたいして差はなかった……というのはよくある話。法的には明らかにアウトなはずですが、通常時はクーポンを使って値引き、セール時はクーポンをなくして値引きするといったAmazonあるあるワザも含め、こうした行為が堂々とまかり通っています。

これらに引っかからないためには、Amazonの価格推移を調べるサービス「Keepa」を使って、1カ月以上前からの価格の変動をチェックするのが効果的です。また本気でゲットしたいお目当ての品は、できれば2カ月以上前からお気に入りリストに登録して、価格が下がっているのかどうかを確認するのもひとつの手でしょう。

「Keepa」を使えば価格の推移が過去に遡ってチェックできますので、セールで本当に安くなっているかが一目瞭然。ただしクーポンによるステルス値引きは反映されていませんので気をつけましょう

誓いその5:メーカー独自の自社セールももれなくチェックする

最近はプライムデーの開催に合わせて、メーカーが自社サイトで大型セールを行なうケースも増えてきました。こうした中にはプライムデー以上にお得だったり、プライムデーには登場していない製品が用意されていて、あとで知ってがっかり、ということもしばしばです。特に高額製品は見逃した時のダメージが大きいため、メーカーの直販サイトも併せてチェックしたり、独自セールを告知するリリースが出ていないか検索するのがおすすめです。