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口座振替依頼書の手続きをセブン銀行ATMで実行「ATM口座振替登録」

セブン銀行は28日、「セブン銀行ATM」を使った「ATM口座振替登録」を2025年度内に開始すると発表した。「口座振替依頼書」の口座振替登録の手続きをセブン銀行ATMを活用して行なえるようになる。JCBがカード会員向けに導入予定。

口座振替依頼書での支払いは、必要事項を記入し、事業者へWebや郵送で提出する方法が一般的で、現在も手続き全体の約6割を占めているという。しかし、この方法は、利用者側で記入・提出の手間がかかるほか、申込みに不備があった場合は再提出となり、実際の口座振替開始までに相応の時間がかかるといった課題がある。

ATM口座振替登録では、全国28,000台のセブン銀行ATMで、24時間365日、最短1分でワンストップの手続きが可能になる。また、事業者から発行されるQRコードをかざした後、引落し口座に指定する銀行のキャッシュカード情報をATMで読み取るため、入力情報の不備が発生するリスクも抑えられる。

利用者側の選択肢拡大のほか、収納機関にとっても、書面申請の不備対応等の業務負荷低減が見込めるとしている。

ATM口座振替登録は、手続き・認証をセブン銀行ATMで完結する「+Connect」の4つめの新サービス。Connect+の既存サービスは、「ATMお知らせ」「ATM窓口」「FACE CASH」。

あわせて、JCBとATM口座振替登録のサービス提供に向けた提携を発表。JCBは、2025年度内にATM口座振替登録サービスを導入する。これにより、JCBカード会員はセブン銀行のATMで24時間365日、最短1分で口座振替登録手続きが可能となる。手続きは、JCBから発行されるQRコードを、セブン銀行ATMにかざした後、必要事項を入力し、支払いに指定する口座のキャッシュカードをATMに挿入するだけで完了できる。

JCBでは、カード利用代金の支払いに指定する口座の設定方法として、「MyJCB」によるWeb手続きと、書面による口座振替依頼書での手続きを案内している。しかし、Webでの手続きに不慣れな人の、書面の記入・郵送にかかる手間と処理完了までに時間を要することが課題となっていたことから、「ATM口座振替登録」の導入を決めた。