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セイコー、クラシックデザインのスピードタイマーにGPSソーラー
2024年9月12日 10:00
セイコーウオッチは、「セイコー プロスペックス」の新作として、クロノグラフコレクション「スピードタイマー」から、GPSソーラー搭載のレギュラーモデル2機種と、SEIKOブランド100周年記念限定モデル1機種を10月11日に発売する。価格はレギュラーモデルが308,000円、限定モデルが330,000円。また同日に、メカニカルクロノグラフのカラーバリエーションのレギュラーモデル1機種も352,000円で発売する。
ヘリテージ×GPSソーラーのクロノグラフ
今回発売されるGPSソーラーのスピードタイマーは、1972年発売の自動巻クロノグラフがデザインソースになっている。セイコーのクロノグラフのヘリテージの継承と、先進技術を組み合わせた次世代型のGPSソーラークロノグラフと謳うモデルで、流線形のフロー型ケースを採用したスポーティーなデザインに、GPSソーラー搭載の先端ムーブメントを組み合わせた。
ダイヤルのデザインは、1972年発売のモデルの本格的なクロノグラフとしての設計思想を継承し、時・分・秒のストップウォッチ積算針の色を統一している。ホワイトのダイヤルには、1972年当時のモデルの特徴を継承するノスタルジックなオレンジのクロノグラフ積算針を採用。ブラックのダイヤルには、セイコーのスポーツ計時を象徴するイエローを採用した。
ムーブメントには、プロスペックスとして初めてという、GPSソーラー デュアルタイム・クロノグラフムーブメント「キャリバー5X83」を搭載。GPSソーラーの利便性に加え、1/20秒まで計測可能な高精度ストップウォッチ機能、デュアルタイム表示、高速タイムゾーン修正、デュアルタイムを入れ替えるタイムトランスファー機能などを備えた、先進のクロノグラフムーブメントになっている。
ケース・ブレスレットはダイヤシールドが施されたステンレススチール製。風防はデュアルカーブサファイアガラス。防水性能は10気圧防水。本体サイズはケース径が42mm、厚さが12.9mm。
内部も歴史を継承する機械式モデル
2023年に発売されたスピードタイマーのメカニカルクロノグラフにもバリエーションモデルが登場する。
ベースモデルはクラシカルでエレガントな雰囲気が特徴の「SBEC021」などで、ケースやブレスレット、ダイヤルの基本的なデザインを継承する。
一方で新作は、ダイヤルに通称「サンライズ」と呼ばれる人気アーカイブモデルからヒントを得た、「朝焼けの空のようなニュアンスのあるブルー」が採用されているのが特徴。
セイコーは1969年、世界初の自動巻クロノグラフ「スピードタイマー」を発売。計時スタート時の針のずれなどを抑制する「垂直クラッチ」を搭載しており、今回発売されるモデルのムーブメントにも垂直クラッチやピラーホイール(コラムホイール)といった歴史のある機構を搭載している。
自社一貫生産の機械式クロノグラフムーブメント「キャリバー8R48」を搭載。ムーブメントの精度は平均日差+25~-15秒、パワーリザーブは約45時間。
ケース・ブレスレットはダイヤシールドが施されたステンレススチール製。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス。防水性能は10気圧防水。本体サイズはケース径が42mm、厚さが14.6mm。