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JR西日本、「WESTERウォレット」導入へ 決済+給与・企業間取引など

JR西日本グループは、新たな決済サービスとして「WESTERウォレット」(仮称)を導入する。

WESTERウォレットでは、決済体験の進化のほか、企業間取引や従業員への給与、自治体からの補助金給付等への展開、WESTER ポイントやデータの利活用による地域経済の活性化などを目指す。同ウォレットを軸に、「西日本を舞台に世界中の方々が住みたい、訪れたいと感じる未来型のまちづくりに挑戦する」という。

そのため、JR西日本イノベーションズは、決済領域を中心としたコンサルティングやプラットフォームを提供するインフキュリオンに出資。JR西日本を加えた3社で業務提携契約を締結した。JR西日本では、COCA、J-WESTカード、WESTER ウォレット(仮称)の3つの決済サービスを展開していく。

インフキュリオンは、JR西日本イノベーションズのほか、QRインベストメント、静岡キャピタル、S Venturesを引受先とした第三者割当増資と、日本政策金融公庫、静岡銀行など金融機関からの借入により総額19億円の資金調達を実施。北國フィナンシャルホールディングス、JR西日本グループとのFintech領域における資本業務提携を開始する。

JR西日本グループの「WESTERウォレット(仮称)」への参画により、BtoC決済での機能拡充やBtoB領域の強化を図るほか、北國フィナンシャルホールディングスとのアクワイアリング領域等でのプロダクト開発、採用強化などを行なう。