ニュース

小田急ロマンスカーがサブスクに 4500円/月~

小田急電鉄は、特急ロマンスカーのサブスクリプション電子チケット「EMotロマンスカーパスポート」の販売を、4月1日に開始する。トライアル販売で好評だったことから、正式サービスとして提供する。料金は4,500円から9,000円。

MaaSアプリ「EMot」で利用できるサービス。平日の9時から17時59分までの間、小田急線内の各駅(JR御殿場線松田駅を含む)を出発する全ての特急ロマンスカーのうち、小田急線内を対象区間に1日2列車まで、各列車に対して1座席、ロマンスカーに乗車できる。箱根登山線、東京メトロ千代田線、JR御殿場線は対象外だが、JR御殿場線松田駅は小田急線内と見なされる。

有効期間は購入時に設定する「利用開始日」から30日。乗車希望のロマンスカーごとに、アプリ上で電子特急券の発行手続きを行なうことで利用できる。

チケットは4,500円、6,000円、7,000円、9,000円の4種類。それぞれ利用できる区間が異なり、新宿からの場合は4,500円で相模大野、6,000円で本厚木や大和、7,000円で松田や片瀬江ノ島、9,000円で小田原までの区間を利用できる。チケットレス特急料金でいうと、それぞれ450円、600円、700円、950円の区間を対象としている。乗車の際は、特急券のほか乗車券類が必要。

有効期間中11回以上の利用で都度購入よりも割安となる。例えば9,000円チケットでは、全ての平日(22日計算)に新宿~小田原の往復利用をした場合、32,800円割安となる。

利用区間は乗車の都度指定可能。6,000円のチケットであれば、新宿~本厚木の往復利用のほか、新宿→本厚木、本厚木→小田原と、6,000円チケット対象の区間を乗り換えながらでも利用できる。

購入は利用開始日の1週間前から可能。有効期間中のEMotロマンスカーパスポートを所有している場合は、新たなEMotロマンスカーパスポートは購入できない。

チケット購入時に自動更新(継続課金)を選択でき、自動更新「あり」の場合は、有効期間終了日の翌日に新たなチケットが自動的に有効化される。自動更新の終了は、有効期間内であればいつでもできる。

販売はMaaSアプリ「EMot」のみで、Webサイト「EMotオンラインチケット」での取り扱いはない。