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OpenAI、イーロンマスク氏に反論 「Openは誰もがAIの恩恵という意味」

OpenAIは5日、イーロン・マスク氏による提訴をうけて反論を発表した。マスク氏とのメールのやり取りも公開し、全面的に反論している。

マスク氏は、OpenAIの共同創業者の一人であるが、その後、たもとを分かっている。マスク氏による2月29日の提訴では、「OpenAIの設立は、公共の利益のためで、利益を目的としない人工一般知能AGI(Artificial General Intelligence、汎用人工知性)の開発を目指していたが、実際には営利企業となっている」と指摘。Microsoftの関与やGPT-4がオープンソースではなく、秘密にされていることが問題とする。

OpenAIによる声明では、「OpenAIのミッションは、AGIが全人類に利益をもたらすようにすること。安全で有益なAGIを構築し、広く分散された利益を生み出す手助けをする」と説明。その上で、2017年には「AGIの実現には、はるかに多くのリソースが必要であることに気づいた」とし、マスク氏もそのことを認識していたと指摘。2018年2月末に彼が去るときにも、マスク氏はOpenAIのチームに、「数十億ドルを調達する独自の道を見つけることを支持する」と語った。その際のメールも公開している。

また、AGIのオープンソース化については、「2018年にマスク氏は、このミッションがAGIのオープンソース化を意味するものではないと理解していた。イリヤ(Ilya Sutskever氏)がイーロンに『AIの構築に近づくにつれ、オープンでなくなることは理にかなっている。ある。OpenAIの“Open”は、AIが構築された後、誰もがその恩恵にあずかるべきだという意味。サイエンスを共有しなくて構わないということだ』とメールすると、マスク氏は「yup(うん)」と応じたという。

なお、イーロン・マスク氏はOpenAIのXでのポストに対し、「名前変えろ(Change your name)」と返信している。