ニュース

OpenAI、GPT-3.5 Turbo値下げやGPT-4 Turbo更新 新埋め込みモデルも

OpenAIは25日(米国時間)、新しい埋込モデルの提供や、GPT-3.5 Turboの低価格化、GPT-4 Turbo プレビュー版の更新といった新情報を発表した。

新たな世代となる埋め込みモデル(embedding model)は、小型で高効率な「text-embedding-3-small」モデルと、大型で高機能な「text-embedding-3-large」モデルが提供される。いずれも前世代から性能が向上、大幅な効率化により1Kトークンあたりの価格は0.0001ドルから0.00002ドルに値下がりする。埋め込みモデルは、データの効率的な理解を助けたりトレーニングの品質を向上したりするために活用されるモデル。

GPT-3.5 Turboは、来週にも新モデルの「gpt-3.5-turbo-0125」が導入され、価格が引き下げられる。値下げは過去1年間で3回目。新モデルのインプット価格は50%引きの1Kトークンあたり0.0005ドルに、アウトプット価格は25%引きの1Kトークンあたり0.0015ドルになる。

GPT-4 Turbo プレビュー版は、新モデルの「gpt-4-0125-preview」に更新された。従来よりもコード生成などのタスクの完了を徹底させ、“怠慢”なケースを減らすとしている。英語以外のUTF-8に影響するバグの修正も含まれる。

GPT-4 Turboは、今後数カ月以内に一般提供を開始する予定。

潜在的に有害なテキストを識別できる無料のモデレーションAPIが更新され、これまでで最も堅牢とする「text-moderation-007」が提供される。

このほか開発者がAPIの使用状況を把握したり管理したりする新たな方法が提供される。