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無印の団地リノベ住戸、「1/2サイズ畳」など新パーツ付で販売

都市再生機構(UR都市機構)とMUJI HOUSEは、「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」で共同開発しているパーツを取り入れた住戸「MUJI×UR Parts Room」を新たに展開する。従来のリノベーション住戸よりも汎用性を高めたモデルで、より広く展開が可能としている。

「MUJI×UR Parts Room」は、可変性や素材感を更に楽しめるという5つのテーマを設定。それぞれのテーマに合わせた共同開発パーツが従来の団地住戸に取り入れられることで、住む人が使い方を自由に考えられる住戸にする。神奈川県と愛知県の4つの団地から展開を開始し、今後順次展開を広げていく。

テーマは「変えられる」「木に触れる」「つなげたり、仕切ったり」「素材を大切に」「水まわりが気持ちいい」の5種類。

例えば「変えられる」では、麻畳を採用し、床座にも椅子座にも対応できるスタイル。各居室の照明も高さを変えられる仕様で、暮らし方に合わせて変更できる。「素材を大切に」では、通常であれば処分される短いい草を利用した1/2サイズのい草畳や、団地の伐採木などでできた木製取手・スイッチプレートといった素材を活用。新たな価値を与えてできたパーツにより、サステナブルな暮らしを体感できる。

テーマ1「変えられる」
テーマ2「木に触れる」
テーマ3「つなげたり、仕切ったり」
テーマ4「素材を大切に」
テーマ5「水まわりが気持ちいい」

今回の展開で新規に追加される共同開発パーツは、取り外しできるシェードや長さ調節が可能なコードの「可変性のある照明」、廃材の木端を活用する「木製取手」、団地で伐採された木や団地の古材を活用する「木製スイッチプレート」、使い道が無く廃棄されていた100cm以下のい草を利用した「1/2い草畳」となっている。

「可変性のある照明」
「木製取手」
「木製スイッチプレート」
「1/2い草畳」

「MUJI×UR Parts Room」の住戸募集スケジュールは、テーマ1「変えられる」が神奈川県横浜市中区の「新山下ベイシティ」で、3月以降に募集を開始、募集予定数は1戸(2LDK)。テーマ2「木に触れる」は愛知県春日井市の「中央台」で、2月22日に募集開始、募集予定数は1戸(2LDK)。テーマ3「つなげたり、仕切ったり」は神奈川県茅ケ崎市の「鶴が台」で、3月以降に募集開始、募集予定数は1戸(3DK)。テーマ4「素材を大切に」は神奈川県横浜市磯子区の「洋光台北」で、3月以降に募集開始、募集予定数は1戸(2DK)。