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Slack AI提供開始 Slack上に蓄積した情報を要約・検索

Salesforce傘下のSlackは14日、「Slack AI」をグローバルで提供開始すると発表した。日本では4月に一般適用が開始される予定で、「チャンネルの要約」「スレッドの要約」といった機能が利用可能になる。企業向けのEnterprise Gridプランの有料拡張機能として提供され、Slack上に蓄積した社内のデータやアプリを横断し、AIのサポートを得られる。

主な機能は以下の通り。

  • チャンネルの要約:トピック間の移動も含め、各チャンネルで重要なハイライトを生成できる
  • スレッドの要約:ワンクリックで、スレッドの会話を迅速に把握し、最新の状況に追いつける
  • 検索:ユーザーが会話形式で質問を投稿すると、関連する会話データに基づいて、明確で簡潔な回答を得られる。
要約
検索

営業担当者の例では、アカウントチャネルを要約し、顧客とのミーティングの準備に必要な文脈を把握できるほか、案件の進捗に関する長い議論から、重要な要点を抽出する、といった使い方が可能。エンジニアの例では、過去のインシデントチャンネルから回答やヒントを得て、解決策を発見するために使うなど、業務や社内のデータに応じた利用が可能となるという。

また、サードパーティによるSlackアプリにもAI機能を追加可能となる。