ニュース
新EV「ホンダ ゼロ」'26年発売 ロゴも一新
2024年1月10日 12:18
ホンダは、米国ネバダ州ラスベガス市で開催されているCES 2024において、2026年からグローバル市場へ投入を開始する新EV「Honda 0(ゼロ)シリーズ」を発表。そのコンセプトモデルである「SALOON(サルーン)」、「SPACE-HUB(スペース ハブ)」と、次世代EV向けの新「Hマーク」を世界初公開した。
Honda 0シリーズは、グローバルブランドスローガンや電動化方針のもと、大きく変革するホンダを象徴するEVシリーズとし、「Hondaのクルマづくりの出発点に立ち返り、ゼロから全く新しいEVを創造していく」という決意が込められているという。第1弾モデルは、2026年より北米市場に投入され、順次、日本、アジア、欧州、アフリカ・中東、南米へも投入していく。
Honda 0シリーズの名称には、原点、出発点のゼロ、ゼロから創った価値で人の心を動かす等の意味が込められている。
EVの開発アプローチは、「Thin, Light, and Wise(薄い、軽い、賢い)」の3要素。フロア高を抑えた薄いEV専用プラットフォームや、EVの定説を覆す軽快な走りと電費性能、知能化技術による進化に軸を置いて開発された。
20年代後半に投入するHonda 0シリーズでは、15%~80%急速充電時間を10~15分程度に短縮。走行データをベースとしたバッテリーシステム制御技術により、使用開始から10年後のバッテリー劣化率は10%以下を目指す。
SALOONは、Thin, Light, and Wiseを体現する、Honda 0シリーズのフラッグシップコンセプトモデル。EV専用アーキテクチャーにより、デザインの自由度を拡張し、EV時代においてM・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム思想)を昇華させた。
SPACE-HUBは、Honda 0シリーズ共通のデザイン言語のもと、「人々の暮らしの拡張」を提供することをテーマに開発したモビリティ。Thin, Light, and Wiseの開発アプローチにより、広々とした空間と見晴らしの良い視界を実現する。
ホンダの象徴である「Hマーク」も刷新。現在のHマークは1981年に改定されて以降、使われて続けているもので、今回は、次世代のEVを新開発するのにあわせ、ホンダ四輪車の象徴であるHマークをリニューアル。変革への思いを示しながら、原点を超え、挑戦と進化を絶えず追い求める企業姿勢を表現している。また、両手を広げたようなデザインは、モビリティの可能性を拡張し、ユーザーに向き合う姿勢も表現した。新Hマークは、Honda 0シリーズを含むホンダの次世代EVに採用される。