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大宮駅東口で新たな再開発 21階オフィスと緑のオープンスペース

大宮駅東口周辺で、新たな再開発事業がスタートする。「大宮駅東口大門町3丁目中地区市街地再開発事業」が8日、さいたま市から都市計画決定(都市再生特別地区等)の告示を受けた。都市再生特別地区の制度活用は、埼玉県下初。

計画地は、大宮駅東口大門町3丁目中地区。大宮ガレージ、大宮製油、埼玉りそな銀行が半世紀以上にわたり事業を続けてきたが、建物老朽化や道路拡幅整備事業(氷川緑道西通線)を契機に、2015年頃から一体再開発の検討に着手。2021年度に事業協力社に第一生命保険、竹中工務店を選定した上で検討を進めてきた。

大宮駅東口周辺の商業・業務集積エリアと、氷川参道周辺の緑豊かな住宅エリアの結節点という立地特性を踏まえ、新施設はオフィスを中心に構成しながら、低層部には銀行・店舗と、緑豊かなオープンスペースを設置する。オフィスワーカーと地域住民に、新たなワーク/ライフスタイルを提供するという。

施行区域面積は約0.6haで、延床面積は約4万m2。建物は地上21階建で高さ約100mを予定している。今後のスケジュールは、'24年度再開発組合設立・事業認可、'25年度に権利変換計画認可、工事着手、'28年度施設建築物建築工事完了。