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ガーミン、愛用バイクを再現可能なサイクルトレーナー 静粛性も向上

ガーミンジャパンは、サイクルインドアトレーナー「Tacx NEO」シリーズの最新モデル「Tacx NEO Bike Plus(タックス ネオ バイク プラス)」を11月10日に発売する。価格は630,000円。

リアルなライディングの再現や、本体機構とアプリによる正確な計測、アドバイスを提供するトレーニングサポート機能、高い静音性が特徴のシリーズ。特に静音性は、ネオジウム磁石を使用したマグネット機構をコンポーネントに採用することで、多くのインドアトレーニングバイクの弱点となっていた走行時、ギアチェンジ時の騒音を大幅にカットしている。「Tacx NEO Bike Plus」では、マグネットの再設計によりさらなる静音性を実現した。

一体型スマートトレーナー選びで重要な、自身のロードバイクとの同調性をさらに高めるため、コンポーネントも大きく改良。シフターは人間工学に基づき、ボタンデザイン及びレイアウトを再設計し、バイクコンポーネントの3大ブランド、Shimano、SRAM、Campagnoloのシフティングに限りなく近い操作性としている。

その他、サドルポスト、ハンドルバーステムのクランプシステム改善、シートおよびハンドルバーの位置をミリ単位で調整、パワーメーター使用時の測定偏差を軽減するためにクランプ長オプションを5段階に増設するなど、より細かくカスタマイズが可能。愛用のバイクをそのまま屋内に持ち込んだようなリアルなライドを実現し、パワーメーターを使用する場合のパワー測定偏差の問題も軽減する。

屋外トレーニングさながらのインドアトレーニング機能も充実。実走感を追求するために、動的慣性は質量慣性をコントロールし、重量、速度、傾斜角を補正してリアルなライディングを再現する。最大25%までの勾配も忠実に再現し、ヒルクライムトレーニングにも対応。玉石や砂利などのオフロード走行時の振動も再現する「ロードフィール機能」を搭載する。

さらに、2機の内蔵インタラクティブファンを搭載し、自動制御で風圧を再現。外部要因の負荷をしっかりシミュレートしたリアルトレーニングを行なえる。

走行ルートは、「Tacx Training App」で世界中のレースコースやサイクリングコースをシミュレートできる。無線インターフェイスを使い「Zwift」とも連携可能で、仮想空間のライディングも高い没入感で体験できる。

「Tacx Training App」は日本語化され、日本国内レースルートや人気のサイクリングルートなども選択可能になった。

タブレットマウントとUBS充電器も標準装備。Tacx NEO Bike Plusの電源を使用して、タブレットやスマートフォンを操作可能。

計測機能としては、左右それぞれのペダルストロークデータを計測し、ペダリングにおけるトルクの発生状況などを分析可能。パワー、ケイデンスなどは±1%以内の精度で計測する。GarminサイクリングエコシステムサポートとGarminスマートウォッチ、自転車用コンピュータなどを連携させればより詳細で幅広いデータを計測できる。

ディスプレイサイズは4.5型。通信機能はANT+、Bluetooth。設置面積は1,390×750mm。高さは1,170mm。重量は50kg。