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NTTが自動運転のMay Mobilityに出資 国内独占販売権を獲得

NTTは、自動運転技術を開発する米May Mobilityに出資し、同社の自動運転システムの日本国内独占販売権を獲得したと発表した。

May Mobilityは、北米と日本の12都市で35万回以上の自動運転走行の実績を持つ企業。NTTは、日本における自動運転技術を活用したサービスが本格化することを見据え、May Mobilityに出資。同社との業務提携を通じて、自動運転サービスを継続的に供給する体制を整える。また、5Gやローカル5G、6Gといった高速・高信頼の通信ネットワーク環境やIOWN構想を持つNTTの強みを活かすとしている。

今後は需要が見込まれる地域に自動運転サービスの社会実装を進める。特に、NTTグループとスマートシティビジネスの長期的・継続的な協業関係にあるトヨタ自動車とは、今後の自動運転に関する車両の提供を含む取り組みで連携を深めていくとしている。

交通課題を抱える複数の地方自治体と協働し、まずはコミュニティバスによるサービス提供に取り組む予定。その後、自動運転車両をさまざまな車種に拡大していく。

事業の展開・拡大にあたっては、車両、自動運転システム、通信ネットワーク、遠隔監視など、自動運転サービスの普及に必要な仕組みをNTTグループから提供する体制を構築。さらに、地域における交通課題の解決だけではなく、地域経済や健康・福祉など、さまざまな領域の社会課題の解決に貢献していくとしている。

May Mobilityの自動運転車両