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ヴィーナスフォート跡地にイマーシブ・テーマパークとEVカートサーキット

シティサーキット東京ベイ

お台場(青海地区)・パレットタウン跡地に、イマーシブ・テーマパーク「IMMERSIVE FORT TOKYO(イマーシブ・フォート東京)」と、EVカートサーキット施設「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」が開業する。開業時期は、イマーシブ・フォート東京が2024年春、シティサーキット東京ベイが10月28日プレオープン、11月23日グランドオープン。

同エリアでは1999年3月から2022年8月まで、「VenusFort」「パレットタウン大観覧車」「MEGA WEB」「Zepp Tokyo」などを擁するパレットタウンが営業していた。営業終了後については、事業区域の進出事業者であるトヨタ自動車および森ビルが賑わい創出に資する施設の企画・検討を進め、トヨタ自動車はスポーツ向け多目的アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」を2025年秋に開業することを発表している。

イマーシブ・フォート東京とシティサーキット東京ベイについては、森ビルがパレットタウン跡地の一部を遊休施設の利活用として、刀社グループおよびトムスに賃貸し、両施設を暫定的に営業させることで、同エリアの賑わいを維持・継続する。森ビルは同エリアにおける開発計画の検討も進めている。所在地は東京都江東区青海1丁目3。

イマーシブ・フォート東京

イマーシブ・フォート東京は刀社グループが運営。「イマーシブシアター」を中心に、完全没入体験(イマーシブ体験)を様々なアトラクション、ショップ、レストランで提供する。

全天候型の完全屋内型テーマパークで、面積は約3万m2。2種類のアトラクション、6つの物販・飲食店舗を備える。ヨーロッパの世界観や、アトラクションのテーマに合わせたダークでミステリアスなエリアも演出し、来場者が物語の登場人物の一員、当事者になってのめり込む没入感を味わえるとしている。

施設は、森ビルが所有する旧ヴィーナスフォートの建物を活用。ヴィーナスフォートの特徴でもあったヨーロピアンな街並みを最大限活かしながら、物語に没入するための空間として再定義し、音響・照明・細部にわたる装飾までライブ・エンターテイメントとして作り込むことで、新たなテーマパークとして再生する。

シティサーキット東京ベイ

シティサーキット東京ベイはトムスが運営。国内最大級のEVレーシングカートをメインとした都市型サーキットで、東京23区内では唯一のモータースポーツ・サーキットコースとなる。敷地面積は約11,000m2

専用に開発したEVレーシングカートで屋内外のコースでの本格的な都市型レーシング体験、レーシングシミュレーターでVRなどによるe-Motorsports体験を提供する。

10月28日から11月22日の期間、グランドオープンに向けたコンテンツ開発を目的に「プレオープンフェスティバル」を開催。平日は4部制、土日祝日6部制で、料金は大人6,000円、同伴の小学生以下の子供1名まで無料、2名以降は2,000円/名。入場チケットは、CITY CIRCUIT TOKYO BAY公式サイトで販売する。グランドオープン後のチケットは11月発売予定。