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ダイエー横浜西口跡地は「スィーユー ヨコハマ」 12月15日開業

イオンモールは、神奈川県横浜市西区に建設中の「(仮称)イオンモール横浜西口」の正式名称を「CeeU Yokohama(スィーユー ヨコハマ)」に決定。10月27日に「イオンフードスタイル横浜西口店」等を開業、12月15日にグランドオープンする。

2019年2月に閉店した「ダイエー横浜西口店」の跡地に権田金属工業が商業施設(建物名称:横浜ヴェールスクエアCeeU)を、都市再生機構(UR)が住宅施設を建築する共同事業。イオンモールは、権田金属工業から「横浜ヴェールスクエアCeeU」を賃借し、商業施設を運営する。

ダイエーが運営するイオンフードスタイル、大型家電量販店、ドラッグストア、美と健康の専門店など、専門店24店舗を導入。

横浜ビブレ側とパルナード通り側に隣接した公開空地を配置。横浜ビブレをはじめ、横浜西口エリアマネジメントや行政・学校等との共創を通じて、地域・施設がつながりを深め、横浜西口エリアの賑わいを創出する拠点を目指す。

第1期として1Fにあるイオンフードスタイル横浜西口店、イオン銀行が10月27日に開業、第2期として、9FのBeauty body Galleryが開業、12月15日にグランド-プンとなる。

イオンフードスタイルにウォークスルー店舗

先行して開業する「イオンフードスタイル横浜西口店」の店内には、ダイエーとNTTデータによるウォークスルー店舗「CATCH&GO」を設置。セルフレジ型店舗とは異なり、商品バーコードをスキャンするなどの作業が不要。来店客は専用アプリをインストールした自身のスマートフォンを入店ゲートにかざし、欲しい商品を手に取って退店するだけで自動的にキャッシュレス決済が完了する。

一般路面のスーパーマーケットに併設されるウォークスルー店舗は日本初。商品数は弁当、飲料、菓子など約400種類。1日に1,000人の来店を見込み、国内ウォークスルー店舗で最大規模の利用客数を目指すという。売り場面積は約15坪。

イオンフードスタイル横浜西口店の外観デザインのコンセプトは、「GATHER BLOCKS」。横浜西口地区の都市スケールにあわせて圧迫感を与えないよう、細かく分割したモノトーンのブロックを積層させたスタイリッシュな外観としている。横浜西口パルナード商店街に面した低層部には、大面積のガラス窓を設置し、店内のにぎわいが感じられる歩行者空間をつくる。

内装デザインは、「GATHER LINES」。外(ブロック)と中(ライン)が連動した空間とし、施設の中心には、モノトーンを基調とした都会の印象を写し込んだ吹き抜け空間を設置。天然木を取り込んだ空間など、各フロアで居場所が変わる空間構成とした。

2F~9Fは専門店フロアとし、9Fには、理容室やリラクゼーション等を提供する「Beauty body Gallery」が開業。「美」と「健康」に関連する11の専門店が出店し、身体的・精神的に満足感を味わえるサービスを提供する。

8Fにはスポーツ用品専門店「スーパースポーツヴィクトリア」、ゴルフ用品専門店「ヴィクトリアゴルフ」が出店。2Fには、ドラッグストア「ハック ドラッグ」、喫茶店「星野珈琲店」が出店する。3Fには100円ショップの「キャンドゥ」、シューズ専門店「ABCマート」、眼鏡店「メガネのアイガン」等が出店。4F~7Fは、総合家電専門店「エディオン」が、自社最大級の規模で出店予定。

施設には再生可能エネルギーとして、発電容量11.6kWの太陽光パネルを屋上に設置。CO2フリーの都市ガスを燃料として発電し、発生した熱を冷暖房や給湯・蒸気などに利用できる「ガスコージェネレーションシステム」を採用する。地下駐車場には、EV用急速充電器を2台設置する。

敷地面積は約7,000m2、延床面積は35,000m2。鉄骨造、地下1階、地上10階建。駐車台数は約200台(敷地内約100台、提携駐車場約100台)。駐輪台数約220台。