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ホンダ、Googleビルトイン搭載の新「アコード」 24年春発売

ホンダは21日、2024年春に発売予定している新型「ACCORD(アコード)」の情報を先行公開した。国内のホンダ車として初めて、車載向けコネクテッドサービス「Googleビルトイン」を搭載し、GoogleアシスタントやGoogleマップ、Google Playなどが車内で使用できる。発売に先駆け、先行予約を12月から開始予定。

11代目となる新型アコードは、1976年の初代以来の「人と時代に調和したクルマ」の思想を踏襲しながら、最新の安全技術や先進装備を搭載。デザインは、ロー&ワイドなプロポーションを踏襲し、力強いノーズと伸びやかで流麗なフォルムを採用。フルLEDの薄型フロントヘッドライトと、横一文字のリアコンビネーションランプで、ワイドな印象を強調している。

インテリアは、水平基調のデザインや統一感のあるコーディネートを採用。インパネラインやドアラインなどに施されるマルチカラーのアンビエントライトも標準装備し、7色から好みの色を設定できる。

パワートレーンは、2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジンと高出力モーターによる新開発2モーター内蔵電気式CVT。最大トルクを向上させながら優れた静粛性を実現し、e:HEVの上質で爽快な走りを磨いたという。

HMI(Human Machine Interface)は、12.3型Honda CONNECTディスプレイ、10.2型フルグラフィックののバイザレス液晶メーター、さらに11.5型相当の大型ヘッドアップディスプレイを採用。1つのダイヤルで複数の機能の操作ができる「エクスペリエンスセレクションダイヤル」を国内のホンダ車で初採用。ユーザーごとにエアコンの温度設定、オーディオソース、照明などの車内機能を一括設定でき、パーソナライズされた車内空間を提供可能とする。

また、国内ホンダ車初の車載向けコネクテッドサービス「Googleビルトイン」を搭載。Googleアシスタント、Googleマップ、Google Playなどが車内で使用できる。Googleマップは、メーターパネルにも表示可能。

安全運転支援システム「Honda SENSING 360」も日本向けとして初搭載。約100度の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラと、フロントレーダーと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備し、360度センシングを実現する従来のHonda SENSINGの機能に、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能が加わり、より安心・安全な運転環境を実現する。さらに2025年には、ドライバーの異常や周辺の環境を的確に検知し事故のリスクを減らし、ドライバーの運転負荷を軽減させる「Honda SENSING 360次世代技術(ハンズオフ機能追加など)」をアコードに搭載・発売予定。