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三菱UFJ銀行とGaudiy、Web3領域でのウォレットサービスで協働

三菱UFJ銀行とGaudiyは、Web3領域でのウォレットサービスの事業化に向けて協働し、両社で共同検討を開始することに合意した。

両社は、企業のファンマーケティングやIPコンテンツの価値化といったWeb3領域の活性化には、安全性が確保されたウォレットサービスの確立が必要と認識し、共同検討を開始。三菱UFJ銀行が有する伝統的な金融領域での認証やKYC、AMLなどの知見の活用余地を探り、広く利用できる安心・安全なウォレットサービスの事業化を目指す。

ブロックチェーン技術を用いたウォレットは、従来のアカウントの概念から一歩先へと進み、これまで評価されなかった個人の活動を「トラストエコノミー(信用経済)」の枠組みで評価することが可能になる。例えば、個人のさまざまな活動実績を移転・譲渡できないSBT(ソウルバウンドトークン)としてウォレットに記録し、トークンの授受をトークングラフで可視化する。これにより、従来の学歴や収入などのような分かりやすい評価基準に囚われず、より多面的な信用評価が可能になる。

両社は、トラストエコノミーを導入することで、個人のニーズに応じた、より柔軟な金融サービスの提供が可能となる社会の実現を目指すとしている。