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Twitter、ユーザーによるファクトチェック機能 日本で正式提供

Twitterは、誤解を招く可能性があるツイートに対し、ユーザーが協力してファクトチェックのような機能を提供する「コミュニティノート」機能を日本で提供開始した。

コミュニティノート機能は日本のユーザー向けにテスト運用されていたが、有効性が確認されたとして、世界中の誰もが閲覧できるようになった、と案内されている。同機能は2021年に「Birdwatch」の名称でテストが開始された機能で、米国ではすでにコミュニティノートとして機能が提供されている。

コミュニティノートは、誤解を招く可能性のあるツイートに対し、ユーザーが協力して「役に立つノート」を追加できるという機能。一般のTwitterユーザーがコミュニティノートの「協力者」として登録し、当該のツイートに対して、誤解を訂正する情報を「ノート」の形で返信する。さまざまな視点かつ十分な数の協力者から評価が集まると、当該ツイートにコミュニティノートも表示されるようになる。当該ツイートの投稿者は、コミュニティノートの内容に対して再審査の依頼も可能。

コミュニティノートの表示は多数決で決まるのではなく、協力者の過去の評価も考慮し“偏り”を防止する仕組みを採用。そのアルゴリズムはオープンソース化されGitHubで公開されており、誰でも監査・分析、改善の提案が行なえる。

なお、コミュニティノートの内容はTwitterの見解ではなく、またTwitterの社内メンバーがコミュニティノートを編集・改変することもできないとしている。