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福岡市営地下鉄、タッチ決済で1日何回乗車しても上限640円の新サービス

福岡市交通局は、クレジットカードなどのタッチ決済による福岡市営地下鉄の乗車で1日最大640円とする新サービスを7月7日から開始する。1日乗車券を買わずに、どれだけ乗っても1日最大640円となる。

1日の利用額が一定額を超えると以降の支払いが不要となるサービスで、事前の手続きや1日乗車券を購入する手間は不要。鉄道としては全国初の展開。

例えば、福岡空港駅→大濠公園駅→西新駅→赤坂駅→博多駅を1日で利用すると、通常合計1,030円だが、640円になる。

対象となるカードは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、DISCOVER、銀聯で、クレジットカードのほか、デビット、プリペイドカードも対応。福岡市営地下鉄では、全3路線・全36駅で(モバイル等を含む)カードのタッチ決済に対応している。

注意事項としては、同一のカード番号かつ同一の媒体で福岡市地下鉄に乗車した場合に限定されること。例えば、同じカード番号でも、クレジットカードでのタッチ決済額と、スマートフォンでのタッチ決済額は、媒体が異なるため合算して計算されない。

福岡市営地下鉄では、3月27日から七隈線延伸開業にあわせて対象駅を拡大しており、1日あたりの利用者平均は3,300人を超え、昨年度平均の7倍以上となった。7月14日から開催される「世界水泳」に向けて、7日から新サービスを導入し、効果検証を進める。実証実験期間は2024年3月31日まで。