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G-SHOCK、12年ぶり新型マッドマン 薄型化と二層液晶

カシオ G-SHOCK Master of G MUDMAN GW-9500

カシオ計算機は、「G-SHOCK」の新作として、12年ぶりとなる「MUDMAN」シリーズの新製品「GW-9500」を7月14日に発売する。電波ソーラーの腕時計で、価格は55,000円。

「GW-9500」は、構造・機能ともに進化させた「MUDMAN」(マッドマン)シリーズの新モデル。マッドマンとしては2011年6月に発売された「GW-9300」以来の新型で、12年ぶりとなる。耐衝撃構造に加えて、マッドマンの特徴でもある防塵・防泥構造という独自のタフネス性能を継承した上で、新モデルでは薄型化を図り、二層液晶を搭載して方位表示の視認性を高めた。

GW-9500-3JF
ケース厚は14.8mm
GW-9500-1A4JF

過酷な現場での使用を想定する、プロフェッショナルギアを目指したデザインを採用。風防ガラスは周囲をカットしてベゼルパーツと接着する構造を採用し、ベゼルの高さを抑えて薄型化を図ったほか、カーボンコアガード構造を採用し小型・薄型化を実現。トリプルセンサーや二層液晶を搭載しながらケース厚は14.8mmに抑えている。

ベゼルの構造。ケース側も新たにカーボンコアガード構造も採用する
風防ガラスの周囲を削り、ベゼルパーツと接着させる構造で薄型化を図っている

プロテクターは多パーツ構成で、フロントボタンも別体構造として存在感を高めている。ケース、ベゼル、ウレタンバンドは、環境負荷の低減を目的にしたバイオマスプラスチックが採用される。

サバイバルツールとしても活用できる、デジタルコンパスを重ねて表示できるデュプレックスLCD(二層液晶)を搭載。上層の液晶で方位を表示しながら、下層の液晶で時刻や計測値を表示できる。同様の液晶はカシオのPRO TREKで採用されているが、黒白を反転させた液晶をラインナップするのは本シリーズが初めてとなる。

二層液晶を搭載
デジタルコンパスを重ねて表示できる

マッドレジスト構造(防泥構造)が特徴のマッドマンシリーズとして、フロントボタンや3つのダイレクトセンサーボタンに泥水を排出しやすい形状を採用。大型で操作しやすく、シリンダー型ステンレスパーツで保護され、ボタンシャフトのガスケットで泥や塵の侵入を防ぐ構造になっている。裏蓋にはマッドマンのシンボルキャラクターであるモグラが刻印され、本体構造の進化に合わせてデザインがリニューアルされている。

ボタンの構造、裏蓋
裏蓋
LEDバックライト

耐衝撃構造、防塵・防泥構造で20気圧防水。ソーラー発電と、電波受信による時刻修正が可能。トリプルセンサーとして方位、気圧・高度、温度の計測が可能。日の出・日の入表示、高度と日付・時刻を記録するマニュアルメモリー、ワールドタイム、ストップウォッチ、タイマー、時刻アラーム、フルオートLEDバックライトの各機能を搭載する。

大きさは56.7×52.7×14.8mm、重さは81g。

GW-9500-1JF、55,000円
GW-9500-3JF、55,000円
GW-9500-1A4JF、55,000円